『H2』第4話

ここまでがハイスピードに進んできたからか、随分と展開が遅く感じました。
恋愛モードになると、途端、足踏みしてるように感じるのは何故?それは私が恋愛ドラマに興味がないからだろうなぁ。
あと、主軸の市川由衣ちゃんにあんまり魅力感じないのもあるかな。彼女、セリフに心が篭ってないのよね。下手とか以前の問題。
もう一人の石原さとみちゃんは役に合ってていいんだけど。気になってたガラガラ声もマシになってきたし、メインじゃ1番ハマってて爽やかだね。可愛い。

山田孝之君って本当、演技が達者でお上手だと思うんだけど、この役には合ってないよねー。彼の持ってる空気の重さが、本当は飄々と軽やかな主人公・ヒロ(原作ちゃんと読んでないけど、あだち充の書く男主人公はきっとそんな感じ) と噛み合ってないと思うんです。だから、演技的には多分、何も問題無いのに、ヒロが格好良いセリフ言ってもグッと来ない。
「お前に投げる楽しみを知っちまった」(うろ覚え)なんてセリフは軽ーい人間がぽつっと吐くからこそ響くと思うんだよね。・・・・とすんません。完全に私の個人的好みですね。
田中幸太朗君もなぁ・・・・・始まる前は一番彼に期待してたんだけど、今のところイマイチだなー。ヘラヘラした顔しか印象に残ってない。スケちゃんには多大なる期待してんだけどねー。頑張って欲しいな。


このドラマで一番好きなキャラは木根だなぁ。クラス替えで主要メンバーの中で1人だけクラスが違うのもらしいし。あの時の石垣君の無表情なリアクションがいつも表情が大袈裟だけに面白かった。
木根のような単純なキャラクター大好きなんですよ。

石垣佑磨君は今まで観たドラマ(ウォーターボーイズエースをねらえ!ヤンキー母校に帰る等)に結構、出てたのに、いまいち魅力を感じなかったんだけど、今回の役はいいわ〜〜〜このドラマで一番役にハマってるよね。いやいや、高原さんも良かったんだけど、この役の方が断然可愛いわ。あの底が抜けきった明るさは才能だよー活かせる役があって良かったね。
北条隆博君も可愛いしね〜。彼の顔は本当に可愛い。目の保養だわ。

映画あれこれ感想。

前に劇場で観た映画やDVDで観たもの。なんか古いのばっかりだなぁ。

『アタックナンバーハーフ2〜全員集合』

『アタックナンバーハーフ2〜全員集合』 ★★☆
製作国:タイ 公開年:2004 配給:クロックワークス 上映時間:105 分
監督:ヨンユット・トンコントーン 脚本:ヨンユット・トンコントーン 
出演:チャイチャーン・ニムプーンサワット/ジェッダーポーン・ポンディー/サハーパープ・ウィーラカーミン/ゴッゴーン・ベンジャーティグーン他

面白かったです。
でも、正直言って『1』の面白さに比べたら、あらあら全然つまんないかも。『1』が面白過ぎるってのもあるんだけどね。普通のバカ映画としては楽しめるんだけど、『2』には熱くなるもんがなかったかなぁ。
あ、それと肝心のバレーの試合が迫力に欠けたのが残念でした。うーん・・・・でも、今回のはバレー中心じゃないしな(笑)仕方ないか。
『アタックナンバーハーフ』私、この映画物凄く好きなんですね。この映画は題材が個性的なので忘れられがちかもしれないけど、青春スポ根映画の王道だと思います。
デコボコチームが色んな困難を乗り越えて、結束して勝ち抜いていくという・・・・・・ハイ、私はこんな映画大好きです。『ロボコン』『ウォーターボーイズ』・・・大好物です。
こういうスポ根映画って1人、1人のキャラクターが凄く大事なんですよね。キャラをどれだけ愛せるかによってハマり方が違うと思います。『アタックナンバーハーフ』のオカマちゃん達は、そりゃもう可愛くって可愛くって・・・・・1人だけノンケのチャイもいいよね。監督も凄く良い人で大好きです。
そんな愛しいキャラ達がワイワイと動いている様を観れるっていうことで、この『2』はアリっちゃアリです。『2』というよりも『番外編』だと思えばいいんじゃないかな。『1』で終わらせておきゃ良かったのに・・・・・とは思わないですもん。オカマちゃん達は相変わらず可愛かったです。
要するにキャラ萌え映画なんですね。『1』を観て、映画としては楽しめたけど、別にあのオカマちゃん達には興味を持たなかったっていう人は観なくてもいいかも。そんな映画。

『ドラッグストアガール』

『ドラッグストアガール』 ★☆
製作国:日本 公開年:2004 配給:松竹 上映時間:105 分
監督:本木克英 脚本:宮藤官九郎
出演:田中麗奈/柄本明/三宅裕司/伊武雅刀/六平直政/杉浦直樹/三田佳子

え?って思うぐらい面白く無かったです。全てが噛み合ってなかったなぁ。クドカンの脚本もいつもに比べたら精彩に欠けたし(磯Pが『宮藤君は女の人が主人公のものは向かない』と言ってたのはコレの事かも・笑)、演じる側、監督も全然、クドカンの核の部分を理解出来てなかったんじゃなかったかな。本広監督の作品って『踊る大捜査線』以外は良いと思った事ないなぁ。
クドカンの脚本って殆ど情景描写が無いので、受け取り側次第だと思うんです。それがいかに危険なものかよくわかりました。いや〜面白くなかったなぁ・・・・・私は。

嗤う伊右衛門

嗤う伊右衛門』 ★★
製作国:日本 公開年:2004 配給:東宝 上映時間:128 分
監督:蜷川幸雄 脚本:筒井ともみ 音楽:宇崎竜童
出演:唐沢寿明/小雪/香川照之/池内博之/椎名桔平

とにかく話が分かり難かったです。蜷川さんは役者の演技にこだわり過ぎて映画の内容にまで頭が回らなかったんじゃないでしょうか。だから、役者さんの1人1人は良かったように思うんだけども、話が全然わからなかったんで、観終わった後、物凄く消化不良な感じでした。あと、気持ち悪い場面が本当に不快だったなぁ。
観たのが2ヶ月も前だからかもしれないですが、今、私の中に残ってるのはキッペイちゃんの厭らしい顔のみです。

イン・ザ・カット

イン・ザ・カット』 ★★☆
製作国:アメリカ 公開年:2004 配給:ギャガ=ヒューマックス 上映時間:119 分
監督:ジェーン・カンピオン 脚本:スザンナ・ムーア/ ジェーン・カンピオン
出演:メグ・ライアン/マーク・ラファロ/ジェニファー・ジェイソン・リー/ケヴィン・ベーコン

メグ・ライアンが脱いだって事で話題になった映画。そればっかりが話題で、この映画の内容が『サイコ・サスペンス』だと知りませんでした。観てびっくり。結構、しっかりとサイコサスペンス映画で、ジェーン・カンピオンの作るじっとりと暗い画面と、ストーリーが合ってて面白かったです。
観た理由は監督がジェーン・カンピオンって事と、あと、ケビン・ベーコン目当てで(笑)この人は出てるだけで場面がおかしな空気に・・・・・・。ある意味凄く重要な役だよなぁ、アレ。ジェニファー・ジェーソン・リーも良かったです。
私の中では今まで『メグ・ライアン主演映画』は『観ようと思わない映画』でした。単純に私の嗜好と彼女の出演作が合わない、それだけの理由だったのですが。この映画を観て、その『観ようとは思わない』という箱の中から彼女の出演する映画は取り出されたかな?
あのメグ・ライアンがあそこまで体当たりで汚れた役を演じるとは。しかも唐突に(笑)
そうそう、唐突なんですよね。ラブコメの女王が何の前触れも無くいきなり汚れ女優になったって印象。だから、今までの彼女のイメージがまだ私の中に残ってて凄く違和感があったんです。これは観る側の先入観の問題なので、この映画の彼女へ評価って難しいんじゃないでしょうか。ホント、いきなり過ぎるよ、アレ(笑)
でも、凄くキレイでしたよ。私、初めて、彼女を綺麗だと思いました。
ジェーン・カンピオン。女性の監督だけあって、数ある濡れ場は『エロ』というより『官能的』という表現が合ってるような。ヤラしいんだけど、この手のは男にはあまり響かないんじゃないかしら。男はもっと下世話な直接的なものに反応するからね。これは女性向けですね。