『ドラゴンヘッド』

ドラゴンヘッド』 ☆
製作国:日本 公開年:2003 配給:東宝 上映時間:122 分
監督:飯田譲治 原作:望月峯太郎 脚本: NAKA雅MURA/斉藤ひろし/飯田譲治
出演:妻夫木聡/SAYAKA/山田孝之/藤木直人/他


自分で勝手に封印していた作品・・・・もう、時効だろって事で観ました。公開当初は「死ぬまで観ない」と息巻いていたんですが。だってー妻夫木君出てるしぃ。山田君も出てるしぃ。ええい!いいやって。
妻夫木君出演の映画は殆ど観てるんですが(『ジョゼと虎と魚たち』は2回も観に行ったよ)何でこれを観なかったかっていうと、私が猛烈な原作ファンだからです・・・・。あんまりマンガを全巻揃えては持ってないんですけど、『ドラゴンヘッド』は本棚に全巻並んでたりしてます。リアルタイムで新刊が出るのをワクワクと待ってましたもの。終わり方が「え?」って感じだったのが残念だったけど、今でも凄く好きなマンガです。望月峯太郎好きなんですよ。
映画化されるって聞いた時には、鼻で笑いました。映像化なんて絶対無理だもん。実際、無理だったけど。あと、キャスティングを見た時は「ナメんな」って思いました。本当に原作を好きなら、まず有り得ないキャストだったもん。妻夫木君は好きだけど、テルではないし、SAYAKA???ノブオが山田君???でも、何つっても一番許せなかったのはやっぱり仁村の藤木直人かな。「はぁああああ?????」と10秒ぐらい叫びました。

さて、映画を観ました。内容についての感想は書きません。書けません。書けるかぁぁあああ!!!!!!金払って映画館で観た人の心中お察し申し上げます。いや〜泣けるね。むせび泣けるね。飯田譲治には『一生お釣りが2千円札』になる呪いを掛けたいです。地味に苦しめ!
あ、でも山田君のノブオが意外にハマってましたよ。ミスキャストだと思ってたのにやりよるなぁ山田君。特にあのメイクで廃墟に居た時は「ノブオだ!」って思いました。あそこが唯一良かったかなー。あ〜〜妻夫木君が演技ヘッタクソでビックリした。私は妻夫木君の演技がむっちゃ好きなのでダブルショック。ダメ映画は俳優もダメにするのね。ロケセットとか何億使ってんのかしら?物凄い金の無駄遣い。いちいちムカついたわー。

ドラゴンヘッド』の世界を映像化するなんて不可能なんですよ。ハリウッドで何十億と制作費掛けたって、最新のCG使ったって難しい。なら、せめてキャストぐらいさぁ。原作に近い人を使って欲しかったなぁって思います。原作ファンの我が侭ですよ。分かってますよ。でも、でもさぁ・・・・・・なんで藤木なんだよ!!!本気であのキャスティングは分からん。
まだ、山田君がテルやって、仁村を妻夫木君がやるって方が分かるよなぁ。お?ちょっと見たいぞ?妻夫木仁村。(笑)ブラック妻夫木は大好きです。
妻夫木君には若さはあるけど幼さが無いんだよね。『ドラゴンヘッド』のテルはいかにも今時の高校生で、子供っぽくって現代っ子で頼りなげな普通の子・・・・そんな男の子が生き残る事に必死になる姿が良いんですよ。ああ〜〜原作オタうざい!!