視聴率やランキングという数字。

この前の水曜プレミア木更津キャッツアイ日本シリーズ〜』の視聴率は8.3%だったそうです。低っっ!・・・・でも、正直もっと低いと思ってたんですけどね。どこの国の視聴率!?ってぐらいに。あの日は裏番組が人気バラエティのスペシャル版ばっかりだったし、しかも、名倉&満里奈が生放送で結婚報告までしてましたからね。おかげで元々、嫌いな満里奈が益々嫌いになりましたよ。あんにゃろは聞いた事もない名前(でもサブカル界では有名)のオサレデザイナーか、音楽プロデューサーなんかと結婚すると思ってたのになぁ・・・・。よりによって名倉ですか。結構好きだっただけに余計むかつくな。
話を戻しまして、キャッツアイの視聴率が低かった事なんですけど、さしてショックじゃないんですよね。あのブツブツ編集だったら、低くて当然っていうのもあるんだけど、完全版を放送した所で、視聴率はやっぱり低かったと思います。特にあの映画はテレビの画面向きじゃないなと思ってましたし。ゴールデンで流すもんじゃないよな〜〜あんなの。深夜なら笑って観れるかもしれないけど。

メディアが多様化して、しかも世代によって文化が偏ってきている今の世の中、単純に数字だけで物事の優劣を表せなくなってきてると思うんですよね。
視聴率もそうなんだけど、この前、紳助の番組でやってた『抱かれたい男ランキング』とか『anan〜好きな男・嫌いな男』とかのランキングも(数字の操作云々はこの際置いておいて)果たしてその数字に何の真実があるんだろう?って疑問は感じます。

紳助の番組の『抱かれたい男ランキング』っていうのは街頭で若い10代、20代の女の子1万人に聞いたアンケートらしいんですが、この『抱かれたい男』=『好きな男』ではないと思うんですよね。私は好きな芸能人は一杯居ますけど、『抱かれたい』となると、佐藤浩市とか椎名桔平とかそういう名前がパッと頭に浮かびますね。で、どちらかを答えます。この2人より好きな男はいーーっぱい居るんですけど、『抱かれたい』ってなると、そんな感じに。理由には『男の色気』っていうのもあるけど、イメージが大きいのかな?単純なもんでドラマや映画なんかで濡れ場やってたり・・・なんていうのが一番分かり易い理由かしら。女は皆、打算的なんで、好きと抱かれたいは直結しないんですよ〜〜だから『抱かれたい男』ランキングっつーのに何の意味があんのかな?って思ったりもします。これって男に対しての『お嫁さんにしたいランキング』みたいなもんと同じですよね。『抱かれたい』=『好き』なんて事は今の世の中では幻想じゃないでしょうかね?

そこで『anan〜好きな男・嫌いな男』ランキングですよ。これは直接的に『好きな男』とはっきりと書いてあります。しかし、ananの読者が投票したランキングっていうのを、この日本全ての女が選んだランキングのように扱うのは少々乱暴な気がしますよね。このランキングに関してはツッコみどころも満載なので、信憑性が無いって思う人も多いですよね。私もその中の1人ではあるのですが、でも、このランキングによって今の波を感じる事は出来ますよね。例え操作された数字だろうと、それなりに権威のある雑誌の編集を動かせる力があるって事なんだもん。だから、まだまだジャニーズは安泰だな、とか、ジャニーズ以外の若手で、誰の知名度が上がったのか?勢いのあるのは誰か?とか。『好きな男』でなく、『商品価値のある男ランキング』っていう方が正しいのかもしんないね。昨年の時に思ったんだけど、このランキングでジャニ以外の若手俳優がランクインするには、冬クールのドラマに出てる事が大きな決め手になるのかも。投票時期と被るからね。だから、成宮寛貴君が舞台の稽古や映画撮影に忙しい中なのに、わざわざあんなしょうむない役で『Mの悲劇』に出たのかな?なんて穿った考え方をしてみたりして。

さて、次は視聴率です。これも今の世の中で、300か400世帯に設置した機械の数字だけで測るのが既に時代遅れな話なんですよ。今はDVDでテレビの録画が出来る世の中ですよ、パソコンでテレビを見れる時代ですよ。しかも、一般家庭なら最低でもテレビが2台はある時代です。そんな時代に、一世帯につき1つのテレビに付けた計測器で表した数字なんかで正確なパーセンテージが測れるもんでしょうか?本当に観たい番組ならビデオなり、DVDなりに録画する人が多いだろうし、親と子供が別々のテレビで違うテレビを見るなんてのは当然にあることです。
最近やたらとNHKの朝ドラの視聴率が下がってるって言われてるけど、今は、朝と昼に2回も放送してる上に、BSで毎朝、地上波よりも早く放送して、土曜日には6日分まとめた物を一挙に再放送で見れるんですよ。そりゃ、視聴者が各枠にばらけて視聴率も下がると思うんですよね。それは大河ドラマにも言える事ですよ。その辺を無視して、『またも最低視聴率』とかって言葉で終わらせるのは乱暴過ぎやしないかと思います。これは早く『視聴率』って数字の他にも、その番組を見た人の数字を算出する方法を見付けた方がいいと思う。難しいだろうけどねー。いや、ただ視聴率って数字だけを崇める風習を無くした方がいいんだろうね、きっと。こんな時代遅れな数字で判断される制作側は堪ったモンじゃないですもの。

でも、みーんな、そんな数字を信じちゃうんだよね。疑問を感じてる人でも、数字を拠り所にしてたりする。私もグダグダとこんな事を書いてるクセにそうだと思う。すぐに視聴率の話をしちゃうもんね。実は一番数字に拘ってる人間なのかもなー。だから、言い聞かせるみたいにこんな事書いてんのかな?(苦笑)
数字にすると物事がはっきりするからね。それが正解な気がする。どんなに不透明でも、数字にされるとクリアーに感じる。でも、それが怖いんですよね、本当は。
だから、数字をそのまま鵜呑みにしないようにしたいなって。どんなものでも判断基準の1つであって、その数字が全てではないんですよ。それは頭に置いておきたいな。