『Happy!』

あ〜〜・・・・最後まで見ちゃった・・・・・・つまんなかったんだけどねぇ。浦沢直樹の原作は途中まで読んでました。主人公の境遇がかーなり悲惨で、めっちゃ可哀想な目に合うのに、妙に明るくって、悲壮感ゼロで。でも、何度も何度も酷い目に合うので、かなり苛々しながら読んでた記憶が。そこまで酷い目に合わなくってもってねぇ。んで、ドラマ版もその部分はきっちりと踏襲してましたね。怒涛の不幸っす。めっちゃ可哀想。
主役の海野幸役の相武紗季ちゃんは凄く合ってたと思います。普通っぽいのに可愛い感じで、体のラインとかもスレンダーでピッタリ。テニスウェアが似合ってましたね。凄く可愛かった〜〜〜・・・・・・・でも、それ以外のキャストはミスキャストっていうか、マンガのキャラになりきれてなくって見てて辛かったです。田口淳之介君はまだまだ経験不足。笑いの間が全然ダメ。ライバル役の小林麻央は今までに比べたら全然マシになってたけど、マシになったって程度だなぁ。まだまだまだまだ見てるのが辛い。しかし、ライバル役として相当彼女にムカついたんで。役は果たせてたのかな？あと、借金取りの宮迫・・・・・うーん、関西弁になってしまったのはしょうがないとしても、全然、違うよなぁ。他の哀川翔とかも全然キャラに合ってないし。原作を無視したとしてもミスキャストだと思うわ。片平なぎさは良かったけど。
なんか無理矢理お笑いをねじ込んでる感じの演出とか見てて寒かった。演出は片山修。狙い的には『花より男子』っぽくいきたかったんだろうけど、かなり滑ってるように感じました。あ、外した・・・て感じる所が多かった。これはもう演じ手の差も大いにあるんだろうなぁ。今考えると『花より男子』はなかなか皆、芸達者だったんだろうなぁ。セリフの言い方とかに捨てきれて無い部分を感じたりしても、会話の掛け合いは上手だった。マンガ的であり、生身で会話として噛み合ってるっていうのは想像以上に難しい事なんでしょうね。これが怖いんだね〜〜マンガを実写化するって事において。
ドラマは中途半端な所で終わりました。いかにも続きやりますよ〜〜って感じで。続きをやるのは大いに結構なんだけど、それでも２時間ドラマとしてきっちりと終わらせるべきじゃないのかしら。主人公が負けたまんまで終わるって。いや、負けてもいいんだけど、全然すっきりとした負け方じゃないし、問題も何も解決してないまま終わるっつーのは、幾らなんでも舐め過ぎじゃないかな。最後のエンディングはカッツーン（多分表記間違い）の『リアルフェイス』。ギリギリでい〜つも生きていたいから〜・・・・・あ〜あ〜ドラマに全く関係なし。なんじゃそのやっつけ仕事ぶり。TBSさんよ〜〜頑張ってくれよぅ。
これは連続ドラマになっても見ないだろうなぁ。相武紗季ちゃんが相当可愛いんで、そこが残念。