フィギュアスケート 思いのままに書いてみようか。

昨日は本当にショックで異常に凹んでたんですが、でも、真央ちゃんがインタビューで「前まで10点ぐらい差があって、5点差ならまだ大丈夫」って笑顔で言ってるのを見て自分が恥ずかしくなりました・・・・・・・・。何て素晴らしいんだろう。アスリートとしても、そしてそのスピリットも。これは今回のフィギュア男女6名全てに言えるわ。本当にあなた達が同じ日本人で誇りに思います。

昨日の女子フィギュアSP。選手はどの選手も漏れなく素晴らしかったです。特に今回の女子は男子よりも技術的にレベルが高いんじゃ?と思えるぐらいに難易度の高い技を取り入れて成功させている。母親が亡くなった直後なのに、あれだけの演技で滑りきったジョアニー・ロシェットもそういう事情抜きにしても素晴らしかったし、キム・ヨナも凄く良かった。彼女はあれだけ浅田真央が完璧な演技をした直後の滑走できっちりのミスなく難易度の高い技を入れて滑り切ったのは本当に凄いし素晴らしい。鈴木明子もあのオリンピックの大舞台に初出場で彼女の良さを全開に出せた演技はとても魅力的に見えたし印象にも残ったし、果敢に超難易度のジャンプをショートに入れて来た安藤美姫のアスリートとしての精神に敬意を表したい。ミキティっはジャンプの回転不足以外は本当にとても良い演技でした。点数低過ぎるよ。私にとっては全ての選手を入れて、浅田、安藤でワンツーフィニッシュなぐらいの演技に見えたけども。まぁ、それは言い過ぎ。キム・ヨナはちゃんと良かった。確かに現在で浅田真央と張れるのは彼女ぐらいだ。ただね、フィギュア女子史上ショートプログラム最高得点を叩き出した演技かと言うと「?」になっちゃう訳。それが浅田真央の演技ならともかくとしてね。

昨日も書いたけど、浅田真央の演技は凄かった。前人未到トリプルアクセル入れて完璧の滑りだなんて。それをオリンピックの場でやれる凄さ。なのに彼女が1位どころか2位に甘んじた上で5点も差がつく始末・・・・・・・・・何だよ、これ。(苦笑)昨日の演技に関して言えば、浅田真央キム・ヨナに勝りこそすれ劣っている要素なぞ一つも無かったんですよ。スピンの美しさもステップの確かさもスパイラル要素も何もかも。その滑りで女子最高難易度のトリプルアクセルを見事に決めたのに、1位と5点差って。誰かあの浅田真央の演技とキム・ヨナの演技に5点差も付いたちゃんとした理由を言えますか?加点で勝ってるって何加算よ。(笑)音楽の解釈?なになに?それって007のテーマの方が有名だから〜?なら、スターウォーズのテーマでもやるか?ロッキーでもいいゼ。何だよ、そのあやふやな水増し加算点。そういうのでなく、技術的、芸術的に、どんだけキム・ヨナトリプルアクセルを成功した浅田真央に勝ってるのかを示してよ。あの最高得点とやらの演技でどんだけ感動させれたよ?会場の反応が一番正直だったじゃないか。圧倒的に浅田真央の演技に拍手と歓声が響いてたでしょ。
この謎の採点がここ最近ずっと論争の的になってる事なんです。プルシェンコがずっと警鐘を鳴らして来ているのもこれが原因。フィギュアとかそういった採点競技に絶対なんて有り得ないし、多少の身内贔屓やジャッジ受けというものは仕方ないのは分かっています。それは旧採点の時にだってあったし、人間のする事だから無くなりはしない。それはいい。でも、フィギュアでジャンプの難易度を絶対的な高得点の基準にしないなら、じゃあ、何を基準にすればいいの?殆どの選手が跳ぶ事に成功しない難易度のクワド(4回転)が、綺麗に跳んだトリプルに加点方式で点数が劣ってしまうという現状で、選手は何を信じて演技をすればいいの?男子フィギュアで4回転に挑んだ選手はそれがハイリスクノーリターンであると知りながら自主的に「このままじゃフィギュアの未来が奪われる」と取り入れて自爆していったんですよ。そして女子で成功者が殆どいないトリプルアクセルという超難易度の高い技がトリプル+トリプルの連続技で点数で負けてしまうっていうね。もう笑うしかないわ。女子で今まで数人しか飛べてない技よ?ショートプログラム成功は世界初よ?それが点数で負けてしまうってそんな競技あるか。どう言えば分かり易いか。そうだな〜走り幅跳びの選手が9メートル飛んだのに、「いや〜〜手をバタバタさせて美しくなかったからねぇ。踏み切りも綺麗じゃなかったし」とか言われて減点されて、8メートルの選手に負けちゃったよって感じかな。そりゃ、飛距離が少ない8メートルのが綺麗に飛べるわな。絶対的な陸上競技の距離記録とフィギュアの技の難易度を一緒にすんなって?じゃ、フィギュアにとっての絶対的な指標って何よ?芸術点など主観の多い採点の中でジャンプの難易度を絶対的にしなくて、何が残るのよ。それならもういっそ『観客ウケが一番良かった選手が1位〜』の方がまだ納得出来るわ。あやふやな採点方式のスポーツだからこそ、難易度という絶対的な数字の指標がいるんですよ。だからこそ、ジャンプが苦手な選手はそれに勝ると劣らないスピンやステップを磨いて芸術面を磨いて観客にアピールする訳で。フィギュアってぇのはあんなに高くクルクル回れる人がしなやかに柔らかく演技を出来る事が凄いんであって。これが大前提でしょ。それがどうよ?この現状。難しい事しないで綺麗に飛んだ方が得点いいって、それはもうスポーツではないわ。でも、その問題に直面している選手はこれではいけないと自主的に難しい事にチャレンジして、先行きの暗いフィギュアの未来に僅かの光を照らしてくれてるんですよ。こんなに選手の目指す高みと採点の伴わない競技って他にあるかしら?ライサチェクは言わばそんな採点方式批判への人身御供的存在で、彼が間違っている訳ではないんだよ。採点方式がおかしいの。ただ、勝ちたかっただけなのに批判されるて・・・・・・なんだろう、もう泣きたい。

先に書いたように、キム・ヨナは良い演技してた。良い選手だと思います。でもね、はっきり言っちゃうとキム・ヨナ浅田真央では格が違う。浅田真央というフィギュアスケート選手はフィギュア界でも稀有の存在で、こんな選手はこれから先何年と出て来ないかもってぐらい凄いスケートスキルの選手なんです。スキルだけでなく情熱も素晴らしい。あれだけ高難度のジャンプが出来るのに柔軟性も表現力も持ち合わせてるって・・・・・・本当に凄い。凄いとしか言いようがない。エフゲニー・プルシェンコとかアレクセイ・ヤグディンとかそういった伝説のスケート選手と肩を並べるぐらいに凄いって言っていいと思うんだ。そんな選手が日本人に居るんだよ?凄くね?マジで全世界のフィギュアファンの間ではずっと心に残る選手になれると思うし、今でも十分なっていると思います。そんな選手がいるにも関わらず、日本のマスメディアは何だ、あれ。いや、実際はああいう報道になると予想はしてたから、あんまワイドショーとかニュース番組を見なかったんですが、それにしても酷い。あれだけフィギュアを特集してるのに、あの浅田真央の得点に怒りを表わすこともせず、ただキム・ヨナを褒め称えてるってどうなの?逆に浅田真央を批判するような時もあるぐらい。あまりにも腹立たしいので見ないようにしてるんですけどね。それでもネットのニュースとかの見出しもねぇ。まずは、日本人なら世界初のショートプログラムトリプルアクセルを全身全霊で褒め称えるべきだろう。日本人が世界史上初だってのに。そんな分かり易い絶賛材料があるのに・・・・・・・・・・何だか巷に流れる黒い噂を信じてしまいそうですよ。ずーーっと浅田真央の足を引っ張ってきたのは日本のマスコミですからね。何してくれちゃってんだよ、もう。この世界的逸材を日本という国が潰しかねないって。
もし、浅田真央がフリーで完璧な演技をしたのに、キム・ヨナに負けて、それでもマスコミが怒りもせずにキム・ヨナを絶賛し続けるなら、真央ちゃん、そんな国捨てちゃって結構です。もう国籍変わって下さい。もっと伸び伸びと滑れる場所を選んで下さい。そして思うがままにその凄まじいスケートを全世界に魅せて下さい。それでも日本人としてあなたを誇りに思うしずっと応援し続けます。個人的にはキャンデロロおじさんのいるフランスとかいいと思うよ?(笑)

本当に思った事を書きたいだけ書いたので暴言は沢山ありますが、これが痛烈なる思いです。もう、浅田真央安藤美姫鈴木明子もその他の強く美しい戦士達の素晴らしい演技をただただ願うだけ。