『マッハ!!!!!!!!!!!!!』
『マッハ!!!!!!!!!!!!』 ★★☆
製作国：タイ 公開年：2004 配給：クロックワークス/ギャガ＝ヒューマックス 上映時間：108 分
監督：プラッチャヤー・ピンゲーオ 脚本：スパチャイ・シティアンポーンパン
出演：トニー・ジャー/ペットターイ・ウォンカムラオ/プマワーリー・ヨートガモン/スチャオ・ポンウィライ他
格闘アクション映画に全く興味の無い人間には正直、キツイ映画かな・・・・・・・私はジャンクロード・バンダム（ジャン・クロードで切るのか、ジャンク・ロードで切るのかすら定かでありません）とかスティーブン・セガール、ジャッキー・チェン出演の香港映画とかほっとんど観た事無いんですよね。興味無いんです。
なら、何でこの映画借りたのかって？私にも分かりません。（笑）一時、やたら話題になってたから、まんまと踊らされたのかな？決しておすぎに騙された訳じゃ無いです。
アクションに全く興味の無い私の評価は★５つ評価で★★☆（星２つ半）って所なんですが、肉体派アクション映画大好き、格闘大好きな方なら、星４つはあげると思います。
いや、本当に主役のニィちゃんの動きが凄いんですよ。トニー・ジャーって人ね。織田裕二の顔ににルビー・モレノを足しっ放しにしたような顔です。これが全く好みでは無いんだけど、観てるうちに段々可愛く見えてくるから不・思・議☆
トニー・ジャーのアクションはとても人間技とは思えませんよ。
スタント、ＣＧ一切ナシかな？ナシだろうね、あれは。（笑）アクションの滞空時間の長い事！空中で色んな動きするんですよね。ダーって飛んで、クルって回って、ダダダダって蹴るんですよ・・・・・と大阪のオバちゃんに道を聞いた時のような説明の仕方しか出来ないんですが。いやーとにかく凄いんだって。
最初こそ、ハイハイ、凄いねーーって無感動でダレて見てたんだけど、最後の格闘のシーンは興奮したな。凄いって思ったもん。
何で最初のアクションシーンにダレたかっていうと、凄いアクションなんだけど、そのアクションを別アングルで何回も見せたりするんですよ。スローかけたりね。「ここ、凄い所ですよー」って言われてる感じがして、冷めるんですよね。映画としてのテンポも悪くなるし。でも、後半の格闘シーンはアクション、アクションの連続で凄かったです。
トニー・ジャーのアクションだけに★２つはあげれます。
しかし内容が・・・・・・・・・・・ストーリーが無茶苦茶っていうか、面白くないっていうか。出てくるキャラに全く魅力が無いのは辛い。主人公のトニー・ジャー演じるティンもアクション以外全く魅力無いんですよね。ずっと無表情だし。
あと、主人公に協力するダメ人間が可愛くないの・・・・・・・・本来、私は社会に適応出来ないダメ人間キャラが大好きだったりするんですが、この映画のダメ人間は駄目だった！ウザかった・・・・・・ダメ人間は可愛い所が無いとウザイだけなんですよ。ただ、苛々するだけで。ダメ人間には「ムカつくアイツを嫌いになれないどうすりゃいいんだ」（＠ウルフルズ〜借金大王）的な可愛らしさが無いとダメなんですよ。ダメなヤツって分かってんのにズルズルズルズル・・・・・そういう魅力がないと。そのダメ人間はキャラ的に可愛くない上に顔も春風亭小朝を１０年ぐらい懲役させたような不細工＆悪人面だったのです。せめて見た目だけでも萌えさせろや、こんにゃろ。
それと、ダメ人間の仲間の女の子も顔は可愛かったけど、全然、魅力的なキャラじゃなかったのも残念。キーキーと煩いだけでした。彼女がヒロインの立場に当たるのならあまりにお粗末です。あ、でも、その娘の顔が私の好きな塚本高史君と田島貴男（関根勤でも可）を７：３の割合でブレンドしたような顔だったので、別の意味では楽しめましたけど。（笑）あれ？この表現だとちっとも可愛くないぞ；か、可愛かったんですよー？
ヒロインの顔はここで確かめて下さい。→ココリコ田中にも見えてきた・・・。
※※※※※※※※以後ネタバレあり※※※※※※※※
ストーリーは３０年ぐらい前の劇画漫画のような話かな。『巨人の星』とか『タイガーマスク』とか。やたら無意味に人が死ぬ所が。（笑）
なんか、ここでこの人が死ぬ意味あんのかいな？ってすっごい疑問に感じたんですけど・・・・・・・・・いやいやいや、この映画でそんな感想持つのが野暮なのかもしれないな。
本物のアクションが見たい人にはオススメです。特にジャッキー・チェンの映画なんかが大好きな人には超オススメかも。アクションを別アングルで何回も見せるのとか、エンディングにメイキングが流れる作りは香港映画にそっくりですよね。NGかメイキングかの違いってだけで。
ただし、トニー君にはジャッキーのような愛嬌はありませんよ。メイキングで笑ってるトニー君は可愛かったけど。あんな可愛いキャラだったら★３つあげたのになぁ。
