『救命病棟24時』 第9話。


おいおいおい・・・・むっちゃ面白いじゃないですか。何度も言うようですが、何でこれを最初から・・・せめて3話ぐらいから出来なかったのかなー。何だか凄く勿体無いよ。
ここ2、3話の展開はかなり見応えありますよね。石黒賢には申し訳ないけどやっぱアンタいらなかったんじゃ・・・・。石黒賢が死ぬ回の話が最高に面白くなくって、あそこで呆れた人多いと思うんだけどな。ここ最近のナナコ様は出演時間も控え目でいい感じだしね。自分でも言ってたけど岡山に行ったのが良かったのかしら?(笑)
今回は要救助者を救えなかった消防士の話。救う側の心の傷がテーマです。加山雄三の息子(山下徹大)がゲストで出てました。この前の『金田一VS明智』にもひっそりと刑事役で出てましたよね。最近、よく見るような気がするんだけど、父ちゃんがヨットでも購入したのかな?そんな永遠の若大将の息子・徹大ですが、今回かなりいい役でしたよ。しかも、昔より格段に演技が上手くなってて、格好良くなっててびっくりしましたよ。もう、雄三の息子とは言わせないって感じですよ。私は雄三よりも好きですヨ!
で、山下徹大の演じる心に傷を負った消防士の先輩役がナント三宅弘城。茶髪だし、最初分かんなかったよ〜〜〜真面目にしてると意外と格好良いんですね三宅サン。ハシゴ乗りするのは徹大じゃなく、三宅サンでしょ〜〜何せバク宙出来ますからねー。役柄も男前でした。

そんな2人の消防士が怪我をして病院に運ばれて来た事から話が始まるんだけど・・・・ここで阪神大震災の後に改正された『震災消防マニュアル』なるものが問題に。内容は平たく言うと、『地震等の災害時にはポンプ隊員は何があろうと消火活動に専念する』ということらしいです。こんなマニュアルがあったって全然知らなかったなー。勉強になりますな。何故、こんな改正をされたかっていうと、阪神大震災の時に多くの消防士が人命救助に狩り出されてしまって、消防士の人員不足で火災による被害が拡大したんですって。家屋の延焼を食い止められなくて、多くの犠牲者が出たからだそうです。これは何とも何とも悲しいお話ですよね。消防士さん達もさぞかし無念だったことでしょう。
今回のお話はその消防士の無念さをクローズアップしてたからこそ、リアルだし、凄く面白かったんですよね。見応えありましたよ。
仲村トオル代議士の使い方も上手かったなぁ。『消防士が何で人命救助を行えなかったか』について、色々と残っていた疑問を寺泉の演説で全て拭ってくれました。消防士の無念さも良く伝わって来ました。『震災消防マニュアル』についてのフォローもちゃんとしてあったしね。「火災を防げるのはポンプ隊員だけなんです」って言葉にはぐっときました。本当にそうだよね。だから、『震災消防マニュアル』が出来たんだよね。
仲村トオルは最初のシーンであまりに無表情&棒読みでヒヤヒヤしてしまったんだけど、今回の寺泉議員は本当に格好良かったね。立派な演説だった。コメディ要員と思わせておいて、あのヒーローぶり。このドラマで一番オイシイのは間違いなくトオルですよ。
で、締める所をビシッと締めた進藤先生が凄く格好良かったです。消防士の2人に言った言葉に痺れたね。ようやく、私にも進藤先生の良さが分かってきましたよ。進藤先生はあの立ち位置なのね。大勢の動きを1つ上の位置から俯瞰で見てるみたいな。あの冷静さが格好いいんだろうな。

あと、残り2話?3話??ときて、どうやら残念な事に大泉洋がメインの回は無さそうな雰囲気なんですが、でも、今回の大泉君の使い方には満足でした。安易ではあるけど、大泉君のキャラクターを一番活かせてたんじゃないかな。最後まで『コマネチ』の伏線がどう使われるのか気になってたんだけど、締めの佐倉の言葉は単純だけど良かったですよね。
河野兄のエピソードは次回に持ち越し?そこまで引っ張るようなエピソードでは無いような気がするんだけど、美味しい所を弟(小栗君)に全て持ってかれてる兄がなんか可哀想なので、ちゃんと描いてやって欲しいですね。
今回の萌えシーンは兄の真似をする和也でした。小栗君の笑顔はずるい。