『仮面ライダー響鬼』 十の巻〜並び立つ鬼〜

響鬼威吹鬼がタッグを組んで戦うというファンにとっては美味しい回でした。なんつってもペーパードライバーのヒビキさんが後ろにイブキさんを乗っけてバイクを運転するという貴重なシーンが見れましたもんね。もう二度と見れないかもしれませんよ。多分、今度はイブキさんが意地でも断ると思うんだー。なんせ、ブレーキの掛け方が分からない男ですからね、ヒビキさんは。あれは幾ら緊急事態とはいえ、ヒビキさんに大事な大事な改造バイクを運転させてしまったイブキさんのミスですね。あそこのシーンは爆笑させて頂きました。変身したまんまで「ヒビキさぁ〜ん・・・・」って泣きそうな声で訴えるイブキさんが可愛かったなぁ。ヒビキさんもオトロシ(ガメラ)を倒す時もなーんかお間抜けで可愛いったらありゃしない。
中学生部門はひとみちゃんが可愛かったなぁ。あんな良い娘ちょっと居ないよ。明日夢君にはまた苛々させられましたが。私はあーいうウジウジ系は苦手なんですよ。背中ど突きたくなります。ここの所、成長してきたと思ったのになぁ。またもウジウジですか。まーそんな明日夢君が強くなったりしたら、かなり嬉しい気持ちになれるような気もするんだけどね。この苛々はその時までのタメだな。溜めて溜めて最後に伊東四郎の頭にドカドカ落とすモヤッとボールみたいなもんだ。スッキリ。

今回の響鬼も面白かったんですけどね〜〜ファンには嬉しい場面も多かったし。ドラマとしては大変良く出来てました。でも、仮面ライダーとしてはどうなんだろうねぇ?まんまガメラな敵といい、トランペットと太鼓のバチを使った戦いの見せ方といい、どうも戦いのシーンに魅力を感じないんですよね。ハラハラしないし、スゲーと感心も出来ないし。それと、前にも書いたけど、敵がすぐ倒されちゃうのも緊張感に欠けるんですよね。もうちょっと長く引っ張るエピソードが欲しいんですよね。
今のままで進んで行くと固定客だけしか引っ張っていけないんじゃないかな?好きなドラマだけに心配になります。新しく見た人でも次もまた見たくなるような引きが欲しいなぁ。まったり進行が『響鬼』の良さなのかもしれないけど、そこにもどかしさも感じてしまいます。
贅沢言い過ぎかな?でも、しっかりと世界が確立出来てんだから、パターンを壊せると思うんだよね。どうも求める物が大きくなっちゃうね。困ったもんだ。

今日のヒビキさん。

イブキさんを乗せてるシーンはカッコ良かったですよ?多分。