タイカレーを一から作ってみよう。
私は和洋中、どんな料理でも大好きなんですが、特にアジア系の料理が大好きです。タイ料理なんてメッチャメチャ好きで、月に一度は本場のタイ料理が味わえる店で食べています。高いんだけどね；
しかし、アジア料理を家庭で作るのは難しいです。向こうの料理は日本では手に入り難い香草と香辛料と調味料が決め手になりますからね。タイ料理でポピュラーに使われる青パパイヤなんて日本のどこのスーパーにも置いてないですもんねー。あと、唐辛子も日本とは違って生のを使ってる場合が多いし。
日本の家庭でアジア料理を再現するのは不可能に近いです。じゃ、どうすればいいかって？
妥協です。
んなもん、本物を作るの無理だったら、『タイ料理風』『ベトナム料理風』でいいんですよ。『タイっぽい料理』でも『なんちゃってタイ料理』でもいいし。美味しけりゃ、何だっていいんです。タイ料理のヤムウンセン（タイの春雨サラダ）やトムヤムクンなんかは、それっぽく作るのも苦労しそうですけどね。トムヤムクンはさすが世界三大スープっつーだけはあるな〜〜このスープは日本で簡単に手に入る食材や調味料で再現するのはかなり難しいです。まず、レモングラスが無いと無理だー。日本で売ってるインスタントの『トムヤムクン風』の味なら幾らでも作れるんだけどね。
しかし、タイカレーなら、かなり本場に近い味が作れそうな気がしたんですよ。最近、色んな香辛料が安価でスーパーに売ってるでしょ。そこに乾燥『チャンツァイ』もあったんですよ。しかも１００円で。チャンツァイさえあれば、あとはどこのスーパーでも普通に置いてある材料でタイカレーが出来るんじゃないかって。
まずはこんだけ集めてみました。
これだけあればかなり本物っぽいタイカレーが作れますよ。私はタイカレー味の焼き鳥も食べてみたかったので、先にルーを作りました。ルー作りはよく売ってるチャック付きの袋にヨーグルトとココナッツミルクを１：１（これはお好み。ココナッツミルクは多めの方が美味しいです）の割合で入れて、ブツ切りのしょうがとニンニクスライスを加えて、ガラムマサラ、カレー粉、チリパウダー、チャンツァイを入れて、最後にナンプラーで味付けしました。香辛料は「入れ過ぎじゃね？」ってぐらい一杯入れましたよ。チャンツァイはそんなに入れなくても十分風味が付きますけどね。入れ過ぎるとマズイかも。ナンプラーは少量でもかなりしょっぱくなるんですが、今はルーの段階なので、味付けは濃い目にしました。この味の濃いルーの中に適当な大きさに切った鶏もも肉を入れて、一晩冷蔵庫に置いておきます。もも肉に味を染み込ませる訳です。次の日、この鶏肉を使って、焼き鳥を作ってみました。
タイカレー味の鶏もも肉焼き。
一日カレールーに漬け込んだ鶏肉を焼くだけなんですが。（笑）ま、普通に焼いたら、タイっぽくないんで、ちょっと一工夫してみました。この料理はなるだけ水分を飛ばして、旨味を閉じ込めるのがポイントかなーと。最初はね〜網焼きを使って焼き鳥にしてみたんだけど、煙が凄くって。（泣）部屋が臭くなってしまったので、これはマズイと焼き方を変えてみました。普通にそのまんまオーブン（うちはオーブントースターと電子レンジしかないんですが；）で焼くと、鶏肉の汁気が一杯出て、水っぽくなるんですよね。だから、先にフライパンで焼いて、ある程度水分を飛ばしてから、それをオーブン（トースターでもOK）で焼くんです。そしたら、かなり水分が取れて、タイ料理屋でよく出てくる焼き鳥に近い感じになるんですよ。ちょっとパサパサってしてるんだけどね。香辛料がきついから、美味しく食べれるんですよね。レモンを絞っても美味しいですよ。
タイカレー。
タイカレーはルーさえ作ってしまえば簡単です。お湯を沸騰させて、固形ブイヨンを入れて、そこに作ったルーを入れるだけ。ルーは一日立つと、酸味が強くなってるので、ちょっとココナッツミルクを足した方が美味しくなると思います。あとは、自分の好きな野菜を入れて煮るべし煮るべし。じゃがいもでもニンジンでも合います。ナスを入れても美味しい。一番、入れたら美味しいのは竹の子（水煮でOK）かな。勿論、漬け込んでた鶏肉入れてチキンカレーにするのもアリ。何でもアリです。ちなみに私はこのタイカレーに茹でたフォーを入れて、もやしとパプリカをトッピングして食べました。御飯炊くのが面倒臭かった・・・・・・・なんて言うと、怒られそうですけど；
作った感想。
自画自賛で申し訳ないけど、かなーり本場の味っぽくなりました。ただ、作ってみて分かったんですけど、このカレーは太ると思います。（笑）すっごいココナッツミルク入れるんだもん〜。でも、一杯入れないと美味しくないんだよね。ヨーグルトも入ってるし、香辛料もふんだんに入ってるし、健康的ではあるかな？でも、太る。ぜってー太る。
