秋ドラマ①

私的にまだ単独で書けるほどのめり込めるドラマが無いのでまとめて。

1リットルの涙

自分の中で始まる前の期待値が高いドラマだったんですが、私は肝心な事を失念してました・・・・・・・・このドラマって主人公が死ぬんですよね。そんな大前提のお約束を、冒頭を見てやっと「死ぬんだ・・・・」と意識しました。何やっとんじゃい。いや、死ぬって分かってはいたと思うんですけどね。なんかその部分に全然重きを置いてなくて、役者にばかり注目してたから、一番大事な『主人公が病気と闘って死ぬ』というドラマの大筋を見失ってました。私、人が死ぬって分かってるドラマって苦手なんですよ。でも、これは死を分かった上で、どうやって生きていくかを描くドラマのようだから、その辺の描き方次第かな。『人の死』という切り札を使ってるんだから、安いお涙頂戴ドラマにするのだけは止めて欲しい。特にこれは実際にあった話のようだし。
役者陣は主人公の沢尻エリカちゃんがやっぱり可愛い。このコが死ぬって思うだけで悲しい。しかし、今は可愛いだけでいいんだけど、これから難病と闘っていくという役を演じていくのは大変だと思います。その辺は楽しみでもあり、不安でもあり。妹役が『瑠璃の島』の成海璃子。ちょっと拗ねた感じが可愛いんだよねこのコは。それでこのドラマは薬師丸ひろ子が凄く良い!高校生ぐらいの子供が居ても違和感無く感じる歳になっちゃったんだね。昔の角川映画でセーラー服着てた頃から知ってるから感慨深いわ。そら私も歳取りますわ(凹)薬師丸ひろ子の母親の表情がいいんだよね。子供を見守る表情も不安を隠し切れない表情も。彼女に泣かされそうだな。男性陣(陣内孝則錦戸亮藤木直人)は影が薄いというか・・・・・これからって感じですね。藤木直人は今の所、役に合ってると思います。錦戸亮君は設定があざといなぁと思ったら、原作に無い役ですか・・・・・・・うーむ、錦戸君の役はあまりやり過ぎると安っぽくなっちゃうぞ。ここは病気の彼女に何もしてやれない普通の男の子の非力さを描いた方が良いと思うんだけどなぁ。

『鬼嫁日記』

初回ぐらいは見ようと思ってたんですが、友達から電話が掛かってきたので、殆どまともに見てません。後でネットの感想を読んだ限りはかなりつまらない内容だったらしいんですが。このドラマを褒めてる所って殆ど無かったな。まー予想通り。逆にどんだけ酷いのか見たくなりましたよ。(苦笑)でも、案の定、初回の視聴率が良かったみたいで。これも予想通り。

『あいのうた』

『1リットル』『大奥』『ブラザービート』とこのドラマ、まだ4作品しか見てませんが、初回はこれが一番良いと思いました。ただ・・・・・・玉置浩二が不治の病という設定じゃなかったら私的にもっと評価がアップしてたと思うんですけど。死んじゃうんだもんなー。何やっても悲しいわな。
菅野美穂が性格ブスの役をという事でどんだけ酷い性格なのかと思ったら、そんなに悪い子でも無く。ここはちょっと拍子抜け。菅野美穂が演じるっていうから、すっごい性格破綻者を期待してしまいました。それをニッコニコの笑顔で手懐ける猛獣使いの玉置浩二・・・・・・・・それじゃ、お話になりませんかね。失礼しました。思ったよりもそれぞれのキャラクターに個性が無かったけど、でも退屈はしませんでしたね。ドラマの序章としては好感触。これからどう展開していくのかが、気になる感じです。特に成宮寛貴小日向文世のコンビが刑事という設定が気になるなぁ。主要キャラ2人が刑事っていうのが、これからの話にどう絡んでくるのかがね。あと不思議ちゃんの和久井映見もね。まさか彼女が一番個性的な役だとは。和久井映見は『動物のお医者さん』で菱沼さんを演じたくらいだから不思議ちゃんはお手の物だろうけど、不自然過ぎず可愛かったですね。和久井&玉置の兄妹関係はなかなか面白そう。成宮君が普通に格好良い役で少し驚き。そういや、彼は身の丈に合った普通の役を演じてる所をあまり見た事が無かったなぁ。彼はオーバーリアクションになるのがいつも気になるんだけど、それを個性と言える力は持ってると思う。これからどういう方向に進んでいくのか気になる役者さんではあります。しかし、演技は好みではありません。顔も。えーもうきっぱりと。でも、気になる。不思議な存在。

ブラザー☆ビート

まず、真ん中の☆が気に食わない・・・・・・・・名前に☆を付けていいのは、つのだ☆ひろだけにして。裏のテレ朝が初回から見ない方向のドラマだったので、コッチを見たんですけど、退屈だったなぁ。元々、ホームドラマにはあまり興味の無い性質なので余計にね。ホームドラマ好きな人にはそこそこ楽しめる内容だったのではないかと思うんですけどね。あと、このドラマの見所の一つと言えるイケメン君達には誰一人興味無いの。顔の格好良さなんてすぐに見飽きるしね。私、好きな若い俳優さんが男前ばっかりだから説得力に欠けるんだけど、皆、演技が好きなんですよ。好きな理由は『作品に溶け込んでる』ということ。主役にしても脇役にしても、自分の存在をドラマに合わせる事が出来る人、つまり作品を壊さず存在感を出せる人が好きなんです。んで、このドラマのブラザーズ達は自分達のキャラクターを演じる事に手一杯って感じ。回りと繋がりを感じないんです。特に男3兄弟の繋がりを感じなかったなぁ。同じ家にずっと住んでた空気が無いんですよね。これってホームドラマとしては結構、致命的なのでは?ホームドラマってありきたりなシーンやセリフが多くて退屈に感じる事もあるけど、キャラクターにきっちりと個性や重みがあれば、逆にありきたりなのが安心出来るものなんだと思います。でも、これぞホームドラマって時の王道パターン以外の部分の外しのセリフやエピソードに面白さや個性を出せると思うんだけど。例えば、日常生活の兄弟や母親の会話一つにしてもね。こういうドラマってエピソードであまり冒険出来ないから、そういう部分で個性が出せると思うんだけど。『ブラザー☆ビート』はそこら辺の捻りが無いのが退屈。今の所、キャラクター的にも役者的にもお話的にも面白みが無いんですね。2話は家に居て暇だったら見るかな。


しかし、このイケメン3兄弟って美味しい設定だよな〜〜〜と、ふと、しょうむない事を考えたんですが。

非イケメンの末っ子はどっちもうどん・・・・・・。