『輪舞曲』 第1話。


あれ・・・・・・?こんなに竹野内豊って下手くそだったっけ?
っていうのがこのドラマの第一印象。何でかな?竹野内豊の演技が凄くぎこちなく見えました。元々、そんな感情表現の起伏の激しい演技をする人じゃないし、それがこの人の持ち味なんだけど。主人公のキャラクターにもピッタリのキャスティングだと思うのに、なんかヤケに棒読みが気になった。『人間の証明』の時は文句なく良かったし、『瑠璃の島』も良かったんだけど。そして私は竹野内豊がかなり好きな訳だけど。めっちゃ気になったなぁ。でも、ビジュアルはホント格好良いよね〜〜目の保養目の保養。良い歳の取り方してるよなぁ。それに、こういう役がサマになるのってやっぱ竹野内豊だと思うしねぇ。あ、竹野内豊(この人ってフルネームで書かないと気が済まないのは何故でしょう。花沢類?)とは逆に、いつもドラマで見たら苦笑いな速水もこみちがなかなか良かったです。大分、セリフの喋り方が良くなってきましたよね、彼。まだまだセリフが少ないし短いので油断出来ないけど。(笑)でも、顔からホストっぽさが抜けてきたのは良いかもね。昔より表情が豊かになってきたのかな?成長してるんだねー。

ドラマ本体はっていうと、金掛かってる割には退屈だなぁって感想。アジアを牛耳るぐらいの裏組織とか、裏組織への潜入捜査とか、父の復讐とかさー。ドラマちっくというか、映画ちっくというか、マンガちっくというか。こういうリアリティーの無い設定って、見せ方によっちゃかなり面白くなりそうではあるけど、有り得ない設定な分、どっか視聴者側が歩み寄れるリアルな部分が無いと着いて行けないんだよね。実写だと余計に。このドラマって何から何までリアリティーが無いからさ、置いてけぼり食らってる感じがするの。そのリアリティーの無さって演出が拍車掛けてるような気がすんだけどねー。何狙いなんだろ?あの揺れまくる画面の演出。画面転換の仕方も凝ってるつもりかもしれんけど、目が疲れるんですよね。最初の見せ場の電車から逃げるシーンも有り得ないよね。大体、自分だけが線路内に飛び込むんなら、まだ分かるんだけど、相方を先に突き落としてから自分も線路内に入るって。しかも、殆ど電車が目の前の状態で。(苦笑)もう、このシーンからして「なんだかなー」って感じだった。それと、裏組織のボスが杉浦直樹って・・・・・・・全然、迫力無いよね。怖くないの。アットホームなの。(笑)それで、その息子が速水もこみちで、娘が市川由衣って・・・・・・ホームドラマですか。こういうハードボイルドちっくなのって悪の側の方のキャストのが重要な気がするんだけどね。全然、重みが無いの。もしかしたら、竹野内豊の真の敵では無いのかもしんないけどね。案外、もこみちなんかすぐに良いヤツになったりね。んで、杉浦直樹よりよっぽど悪っぽい石橋凌が真の敵なのね。あー超ありそうありそう。まー仮に実はそんな事だったとしてもだ。やっぱここまで敵組織に重みが無いとドキドキもしませんがな。そんな中、異質な存在感のシン・ヒョンジュンには期待したいけど。でも、彼はあくまで竹野内豊のライバルって感じだからなぁ。

ドラマ始まってすぐの竹野内豊チェ・ジウの記者会見やドラマのナビ?から嫌〜〜な感じがしたんだけど・・・・・何でああいう冷める事するんかなぁ。今からドラマ見るぞーって時に。なもんで、私自身、かなり斜め見してたようには思います。TBSってドラマの途中に唐突に民族音楽流すの大好きよねとか、そんな簡単に鏡が割れるかっつーのとか、超イヤなカンジで見てました。(苦笑)だから、竹野内豊の演技も良く思えなかったのかしら?あ、でも、チェ・ジウの良さって今まで全然分からなかったんだけど、なんかちょっと分かったかもしんない。私、彼女の出演作品って1つも見た事なくって、どこがそんな人気あるのか分からなかったんだけど、表情なんだろうねぇ。今回のヒロイン役ってお世辞にも魅力的な女性とは言い難かったけど、チェ・ジウの見せるふとした表情は良いと思いました。伊達にペ様のお相手してる訳じゃないのね。ただ、ヒデ(佐藤隆太)がしきりに「あの娘可愛い」(云々)って、まるで自分と同年代の可愛い子を見るように絶賛してたのには、さすがに『それはちょっと・・・』と思いましたけど。全然若く見えないし、そこまで綺麗じゃないよなぁ。顔は地味だよね。でも、表情は可愛らしいと思います。それこそ女優としてはかなりの強みだよなぁ。

まぁ、あと、2、3回は様子見で見ます。ウェンツが気になったし。(笑)