『TAKI 183』メイキングDVD。

買っちゃったんですよ。うっかり。予約とかしてなかったんだけど、昨日TSUTAYAに行ったらあったんだもーん。だって、塚本高史が出てるしー。忍成修吾も大好きだしー。村田充童子)も気になるしー。なんかこの方達の取材を見てたら、撮影現場が物凄く楽しそうだったみたいなので、これは是非見てみたいなぁと。2,500円(税込)と手軽な値段だったしね。本編は観なくてもメイキングは見たいなぁって。(コラ)
騙された・・・。
すっごい詐欺られた気分です。なんじゃ、このDVD。メイキングって、映画ではなくグラフィティーアートのメイキングだったんですか。それならそうと書いておいて下さい。『※このDVDはTOMI-Eってグラフィティーアーティストが中心で俳優はほんのオマケ程度にしか出てません。』ってさ。TOMI-Eって人が40分のメイキングの中、30分ぐらいは出てたかな。そんなぐらいTOMI-E満載。TOMI-EのPVみたいでした。いや、PVだ。断言してやってもいい。上手くグラフィティーが書けなくて悩むTOMI-Eに自分の作ったグラフティーが取り壊されるのでアンニュイになるTOMI-Eと、TOMI-E満載。お腹一杯。NGシーンがあるって書いてあったけど、加藤ローサちゃんの1シーンだけ。しかも編集の仕方が下手くそだから、全然面白くない。あ、加藤ローサちゃんはこの映画のヒロインのような扱いで結構出てました。塚本君より出てると思うな。これって主役塚本君だよね・・・・・・?まるでTOMI-Eが主役でその恋人が加藤ローサで、その2人を見守る友人役が塚本君・・・・・・みたいな位置付け。塚本君出てるのって特典も合わせてせいぜい15分ぐらい?1時間近くあるのに。あとの若手俳優は10分も出てないんじゃないかな。特に村田充のファンでコレ買っちゃったら激怒ってもいいと思います。クーリングオフですクーリングオフ
そんな訳で、私と同じくうっかり若手俳優目当てで買っちゃう予定の人は、全く期待しない方がいいです。全く期待しなかったら、そこそこは楽しめると思います。ちょこっとぐらいは映画撮影のメイキング部分あるしね。忍成君が川に落ちちゃったり、村田君がおかしな人だったり。んで、ノーマークだった窪塚俊介君がなかなか格好良かったです。映画の役も面白そう。特典のインタビュー(これはさすがに塚本君が一番長かった)でのオマケの塚本君のコントには大爆笑。あれが見所。私はあれだけに2,000円払ったと思う事にします。自転車に乗って撮影を見に来たヤンキーの兄ちゃんを即興で演じてんだけどね。自転車のこぎ方から何から何まで物凄いアホな子で最高。
これねーヤケにTOMI-Eっつー人をリスペクトしてるのは分からんでもないんですけどね。グラフィティーアートって言わば落書きじゃないですか。映画でだって壁に勝手に絵を描いたりしてんでしょ。だから、グラフィティーアート=芸術と崇めて正当化したいってのはあるんだろうけどねぇ。しかし、あの見難い事この上ない不親切な公式サイトに、購入ターゲットを無視したメイキングDVD・・・・・・こんな極端に間口の狭い映画のメイキングDVD若手俳優オタク以外誰が買うんじゃいと。間口狭いって書いたけど、この間口の狭さも、製作側がどんどん狭くしてるような気がします。これってメイキング見てる限り、ふっつーの青春映画だと思うんだけどなぁ。なのに、渋谷だグラフィティーだヒップホップだクラブだと、どんどこどんどこターゲットを狭くしてる。自滅じゃね?

ただ、この映画自体、全然面白く無さそうって頭から決め付けてたんだけど、もしかしたら逆に本編はそこそこ楽しめるかもしんない。とは思いました。流れてる映画本編の映像を見て何となくだけど。