『H』4月号と『木更津キャッツアイ〜ワールドシリーズ』クランクアップレポ。


キャッツファンの皆様、『H』4月号は買われましたか?田辺あゆみが表紙のやつ。今回のキャッツの特集は、まだ映画の公開日も決まってないのにカラー24P特集です。相変わらずやの〜〜『H』。おかしいよ、ここの編集部。(笑)厚いね!暑いね!!熱いね!!!これは必見。つーか、買い。マストアイテムです。写真も一杯一杯掲載されてて、キャッツメンの各々のインタビューあり、そしてクランクアップの時のちょっとしたレポありで、お腹一杯ワールドシリーズを味わえます。キャストインタビューやら、クランクアップのレポにはそんなに重要なネタバレは無かったんですが、写真には何点か今まで見た事ないネタバレがありました。あの野球場もチラリと載ってたりします。その辺、ネタバレが嫌でまっさらな状態で観たい人は買って保存しておくといいと思いますヨ。これは買わないと後悔するぞー。映画観た後に絶対読み返すね。

この『H』のクランクアップでのレポで、ライターの上田智子氏が「クランクアップは思ったよりもあっさりと終わったのが意外でした」って書いてたんですが、これは私も感じたんですよ。いや、あのエキストラに参加してあの場に立ち会ったキャッツファンは皆、感じたんじゃないかな〜〜『アレ?ヤケにあっさりしてるな』って。あの涙腺の緩い(笑)ぶっさんが泣かなかったもんねー。遠目だったけど、キャッツは誰も泣いてなかったように思います。磯Pは泣いてたんですけどね。うっちーに慰めて貰ってました。磯P羨ますぃ。大体、キャストがオールクランクアップの日にバンビは居なかったですもんね。バンビだけその前の撮りの時に先にクランクアップしてたし。その時も妙にあっさりとしてたんですよ。すごーーく長くキャッツファンをやってる者からしたら、バンビだけ先にクランクアップするなんて、幾らロケスケジュールの都合にしても考えられなかったことだったんですけどねぇ。それが、まぁあっさりと。先に送られるバンビも送る側の他のキャッツメンも湿っぽさが全然無かったんですよね。その辺からちょっと疑問附が頭の中に浮かんでたんですが、キャッツ4人のクランクアップの時もかなり普通な感じで終わったんですよ。あれれ〜〜???完結編なのに〜。これで最後なのに。次は無いのに〜〜〜って。なんでそんなにあっさりしてる?っつーかやけに笑顔だなぁ皆って。なんか終わった時、キャッツはバンビも含めて、凄く達成感に満ちた顔してたんですよ。楽しかったーーって。それが印象的でした。『H』にはエキストラ参加した時に聞こえなかったキャッツのクランクアップの時のコメントが載ってて凄く嬉しかった。多分、このコメントの時も晴れ晴れとした顔で言ってたんじゃないかなぁ。
まぁ、でも、このあっさり感も何回もエキストラに行ってて、分からなくもないっていうか、自分なりに解釈して納得する部分もあったんですよね。なんかね〜〜キャッツメンが家族みたいだったの。5人で居るのが当り前で、家族みたいな空気だから、終わりでも別れではないのかなーって。そんな絆を強く感じる現場だったんですよね。この人達が集まればそれだけでキャッツだから、終わりだけど終わりじゃないんだろうなぁって。
そうそう、クランクアップの時に『H』に書いてたコメント以外に、私達エキストラの方にキャッツそれぞれがコメントしてくれたのね。もう、エキストラは帰って下さいって言われた後に。まだ帰りたくねぇよ〜〜って駄々こねるみたいに居残ってたエキストラに向けて。そこでアニが先陣切って拡声器使ってコメントしてくれたのね。その時、私達は『どうせアニだから、またふざけて「僕、最高でした」とか言うんじゃね?』(酷)って思ってたら、何だか物凄く真面目な顔でコメントし出したんですよ。えーっと・・・・確か「キャッツで初めて大きな役を貰えて、そこから役者人生が始まりました。(略)アニは特別だけど、いつまでもアニに頼ってられない。アニを越えられように、これからは・役者『塚本高史』として頑張っていきたいです。ありがとうございました」みたいなコメント(みこさん協力ありがとう)したんですよ。私はアホなコメント言うんだろうな〜って思ってたから、そこでなんかビックリしちゃって、アニが凄く良い事言ってるのに軽く思考停止。(笑)面食らっちゃったんですよね。その後のぶっさんとマスターのコメント覚えてないの。あの場に居た友達も皆覚えてなかった事を思うと、多分、普通のコメントだったと思うんだけど。ただ、うっちーのコメント「『木更津キャッツアイ』はこれで終わります。しかし、これからはファンの方々の心の中でキャッツをのキャラを育てていって欲しい」というのは同行した友人のみこさんが覚えててくれました。おっと、こんな素敵コメントまで忘れる所でしたよ。これは岡田義徳らしい気が利いた、それでいて深い愛を感じるコメントですよね。義徳君は表現力があるんだなぁと思います。どのインタビューでも凄く良い言葉を言ってるの。ハッとするような言葉を使ってね。言葉の使い方が上手いんだな。まーそんなアニの大人コメント聞いて、最初はちょっと寂しかったのね。いやー別にアニが大人になったっていいし、大人なアニなんてアニじゃねぇ!なんて我侭は言いたいけど(こら)そこはそれ大人なんで、言わないようにねぇ・・・・・・ぐっと堪えて。でも、なんかね〜〜アニ止めちゃうのかって。「ずっとアニは自分の中に生きてます」みたいなコメントを勝手に期待してたのかもしんない。なんかそこが寂しかったの。ウザくってすいません;私にはアニってキャラが特別なもんで。あっさり卒業すんのかよぉ〜〜って。そうだ、私、この時ね、『卒業』って思ったのよ。でもね、違うんだよね〜〜〜『巣立ち』だったんだね。『卒業』と『巣立ち』って同じような言葉だけど、全然意味が違うよなぁ。
この『巣立ち』って言葉はアニじゃない塚本君が『H』でコメントしてたんですよ。キャッツのクランクアップの後、しばらくしてからのコメントらしいんですけどね。その一部を抜粋すると「キャッツは本当にでかいものだったんだけど、キャッツが終わった今は一人暮らししてるって感じがする。キャッツは実家。だから終わったという寂しさより『巣立った』って感じ」。この塚本君のコメントでなんか吹っ切れたというか、巣立ちなんだな〜〜って凄く納得出来たの。クランクアップの時のキャッツメンのあの感じは正に『巣立ち』でした。磯Pは巣立っていく子供を見送る思いで泣いてたのかな。凄くピッタリな表現だわ。いい事言うようになったなぁ塚本君。おばちゃん嬉しい。(母心)『巣立ち』は巣があっていつでも帰ってくるんだよね。帰って来ないかもしれないけど、戻る場所はいつでもあるという安心感。キャッツは実家なんだよ。『卒業』したら戻って来ないもの。この後の上田智子氏の「原点に立ち返れる絶対的な存在」って言葉も凄くいいんですよね。そうだよな〜〜これってファンにとっても言えるかもしれない。キャッツのファンって暑苦しいウザい人が多くって、これで終わりっていうのを受け入れたくないって人も多いかもしんない。私がそうだ。(笑)でも、実家から一人暮らしするんだよ〜〜って思うと気楽かもしんない。実家から出ちゃって、一人暮らしを始めちゃったら、実家よりも大事なものとか、もっと好きになるものが出来るかもしんない。でも実家は実家。『木更津キャッツアイ』は『木更津キャッツアイ』で特別なのに変わりないんですよね。うん、すっきり。秋に公開される『木更津キャッツアイワールドシリーズ』がどんなものでも受け入れられそうな気がするよ。

この『H』のインタビューや写真はどれもこれも本当に良いので、買って損はないですよ。ママ特集も面白かったし。楽しむってこういうの言うんだーって、写真からも伝わってくるよ。