『蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜』

生タカシを見て来ました。え?塚本高史じゃないよ。藤井隆でもない。反町隆史です。松嶋菜々子のダンナ。GTO。あ、言わんでも分かるかと思いますが、タイトルの『蒼き狼〜なんちゃら』(書くのも面倒)っつー映画の試写会に舞台挨拶に来てたんですわ。反町タカスィーが。私の中では反町隆史と言ったら、『ポイズン』なんで取り合えず「ポイズーン!」と声援を送っておきました。・・・・・・・と言ってる割には布袋寅泰の歌と被ってて、反町版ポイズンが頭に全然出て来なかったんですが。あ、思い出した!「言いたい事も言えないこんな世の中は〜ポイズゥ〜ン♪」です。ハイ。
反町さんは、もう、期待通りっちゅーか、そのイメージしか無いんですけど、ジャケットスーツにinTシャツ・・・・・・という、モロGTOの格好まんまって感じで、もう反町隆史って言ったら、このファッソンしか思い付かないよね!って格好のまんまで登場。素晴らしい。裏切らないよね。ワタクシ、おかげさまで沢山の芸能人を見てきておるのですが、その中でも反町隆史っつったらかなりの大物で有名人。しかし、生の反町はコレといって可も無く不可も無く・・・・・・・・って感じで、あ〜爽やかだね。(笑)そんな感想しか出てこんかったです。映画の出来が酷くってもタカシ最高!で帰って来る予定だったのに・・・・・・・・・・・・・ありり?なんかあんま輝いてはなかったなぁ。なのでキャーとかそんな感じにもならずに、フツーにあれが松嶋菜々子と・・・・・とか下品な事ばっかり考えて見てました。ごめんなさい。ま、そんな感じで、生反町を目当てで行ったのに、そんなに感動も得られず。他にも若村麻由美とか、角川春樹が来てましたがね。若村さんは場を盛り上げようと頑張ってて好感度アップ。んで、舞台挨拶での角川春樹がヤケに自信満々だったのが、なーんか鼻に突くっつーのかね。嫌な予感がしたんだ・・・・・・・・・・・・・・。
あ、映画の感想ね。
30億円超無駄遣い。
ま〜この一言に尽きますか。映画を観てるっていうよりは、目の前で30億って金がドブに捨てられていくのを眺めさせられてる感じがしたわ。
あんね、この映画ね、実は私、映画自体には全く興味無かったの。興味無かったっつーか、もう駄作臭がプンプンっていうか。これは絶対面白くねぇぞ的オーラをビンビンに感じてたんですよ。でも、この映画の試写が7時からだったのと(7時からだと友達と一緒に観れる)生反町の舞台挨拶があったんで、ま、もしかしたら、面白いかもしんないし〜って気軽に応募したら試写会に当たったんですよ。で、友人を誘って・・・・・・・・・が、この映画好きの友人も私と全く同じようにこの映画からビシビシ負のオーラを感じていたようで。(苦笑)でも、試写会だしね。タダだしね。しかーし・・・・・・・・・・・・・・・うわぁ・・・・・・・・・・・・・・ヤっちゃった。シャレにならない物を観た感じ。シャレにならない度で言えば、昨年末に試写で観た『エラゴン〜なんちゃら〜』を軽く凌駕してます。この映画の前に観た『どろろ』がこれのおかげでメチャメチャ良作に感じたもの!これ・・・・・・・・・・・・・こんなんで誰がOKサイン出したのか。もしかして、試写だからパイロット版だったのかしら?だからあんなに編集がブッツブツだったの?納得〜〜〜〜〜〜ってこんなんでいいとスタッフは思ったのか!!??マジか?マジなのか?誰か止めるモンはおらんかったのか。言いたい事も言えなかったのか?こんなんに30億もの金を使っちゃったの!?え〜〜〜本気でシャレになんないよ。あ、ちなみに映画を観たら、「何に30億を使ったんだ?」なんて事はありません。30億円の使い道は映画を観ればものっそ明らか。ただ、本当に30億円使っただけっていう。ビックラこいた。これ、『全国拡大ロードショー』しちゃうんだよねぇ・・・・・・・・・・・・・・・・これはもう、私から松竹に出来るアドバイスは「これ以上試写会はしない方が」ってぐらいしか。そして、このブログを読んでる皆さんに言える事は「これは観ちゃいけない」って。例え、松山ケンイチファンでも観ない方がいいと思いますよ。あの映画のポスターは詐欺に近い。ポスターだと反町隆史とダブル主演か?ってぐらいの扱いですが、ほっとんど出て来ませんし。重要な役って言ってもいいのかもしれないけど、それにしてもあのポスターはJAROです。大嘘吐きです。松ケンファンは、殆ど出演してないのに、30億円の大作映画の宣伝に担ぎ出されるぐらいに人気者なんだと、いい方向に納得させて、んで、TSUTAYAの旧作半額デーにでも観たらいいと思いますよ。松ケンを目当てに観るにはあまりにキツイんじゃないかな。つか、この映画は誰それファンでも観るの辛いんですけどね。まず、主人公であるチンギス・ハーンが全くもって、もう笑えるぐらいに魅力的に描かれていないんですよ。ワザとか?って疑いたくなるほどに。んで、まぁ〜〜〜その魅力の無い人物像に拍車を掛ける反町隆史の底の浅い演技。『男たちのYAMATO』での反町隆史が如何に他の役者に引っ張られてたかよく分かるわ、これ観たら。あれは俳優が粒揃いで良かったもんね。こっちはもう、どの俳優もこの俳優もね・・・・・・・・・わ〜菊川玲出とるわ〜〜!彼女の良さが一個も分からない私にとっては、何故ここまで映画やテレビに出て来れるのかが不思議でしょうがないんですが、この映画を観て益々その謎が深まりました。俳優で言ったら、若村真由美一人が頑張ってた感じかな。若村麻由美が居なかったらと思うと本気で恐ろしい。他にも袴田吉彦とか、少ないながらに良い俳優も何人か出てるんだけど、まぁ、出てるだけって感じで。(泣)全く活かされずでしたね〜。もう、これは俳優の演技がどうたら語れるような映画じゃないのかもしんないけどね・・・・・・・・・・・・・・・いや、でも反町隆史がもうちょっと良ければ、まだ説得力あったかもしれん。やっぱ主役がダメだわ。

これさ、舞台挨拶に角川春樹は来てたんだけど、肝心の監督が来てなかったんですよ。最初、私も友人も、春樹が映画監督?って勘違いしてたぐらい。そのぐらい監督の存在が薄い。映画のチラシで監督の名前を確認するのも時間が掛かるぐらい。(苦笑)家帰ってネットで調べてみた・・・・・・・・・・・・・・・監督・澤井信一郎・・・・・・・・・・・。知らん。全然、知らん。前作、前々作はモー娘。出演映画ですか・・・・・・・・・・・・・・へー。え?でもはてなキーワードで調べたら、日本アカデミー賞(恥ずかしい名前やのー)を何回も取ってるでないの。でも、どれも観た事無いんだよなぁ。で、この巨匠?なのか良く分からん監督さんなんですが、ものっすごいブッツブツの編集なんですよ。どうしたの?ってぐらいに。え〜〜!って思うよ。で、30億円の90%は使われたであろう、映画の最大の見せ場とも言える何千、何万の騎馬の戦闘シーンなんですが・・・・・・・・・・・「金掛かってるね〜〜」ってだけ。(泣)いや、馬は頑張ってた。もうね、やたら馬が転げて倒れるんで、心配になるぐらいに。軽く馬の虐待じゃね?って。ホント金が掛かってるのだけはビンビン伝わってきたよ。舞台挨拶で春樹が「ハリウッドに負けてません!本物を撮りました」ってさ。でも、その戦闘に全く見せ場は無いし、主人公も魅力的に描けてなけりゃ、ライバルとなる者も本当にうっすーい、っつーか、本当にワザとか?って勘繰るほどに魅力薄。最低限のキャラ設定も出来てないように思いました。それがただ、沢山の馬と人がガーーっと走ってぶつかって、矢が刺さって死んで・・・・・・・・・・・みたいな、それだけなんだもん。もう、最後の方は拷問に近かった。こんなうっすい内容を2時間20分も掛けてやるなんて・・・・・・・・・・・・・これは本当に拷問だわ。製作費●●億円なんてね、自慢にならないよね。ン億円も使って、駄作作っちゃ、恥の上塗りの数字だよね。30億円って。