秋ドラマ 2

う〜ん、全部出揃ったっけか?あ、まだ『SP』が残ってるね。今日は岡田義徳主演の『フライト・パニック』ですか。出掛けるので録画して行こうっと。あんまり期待してなかったけど、『スワンの馬鹿』が一番、脚本がちゃんとしてて面白かったたかなぁ。すんげぇ地味だけども。あとはそこそこ〜っていうのが何本か。録画したまんまでまだ見てないのが山のようにあります。NHKの時代劇も今回は見る予定にしてるから多い多い。(笑)1話、2話で面白くなかったらどんどこ切り捨てて、その時間は映画観る事にします。

有閑倶楽部

出た、有名少女マンガ原作。今回は日テレですか。しかも、『有閑倶楽部』っつったらかなり強力なソフトですよ〜〜。20代〜40代の女性なら一度は読んだ事あるんじゃないかって。勿論、私も読んでました。小学生の頃から気付いたら読んでたな〜〜。矢沢あいがすんごい絵が下手くそだった時(でも、この頃の方が良い漫画描いてたと思うな、矢沢あいは)からの『りぼん』愛読者でしたから。セットで『なかよし』も読んでましたさ。『有閑倶楽部』は子供ながらにありえね〜〜って思いながらも、そのありえなさが本当にマンガらしくって大好きだったな。んで、夏頃になると必ず怖い話をやって、それがまぁ、本当に怖くって毎年楽しみにしてました。『あなたの知らない世界』とかそんな感じで。この辺のネタを共有し合える30代女子は結構いる筈。
ま、要は私にしては珍しくちゃんと原作も知ってて、好きな作品のドラマ化って事なんですが、ドラマ化になると知った時、赤西仁演ずる松竹梅魅録が主役っつーのを聞いた時は「なんじゃ、そりゃ!?」と思いましたけども、何かその「なんじゃ、そりゃ!?」にも慣れたっつーか、日本のドラマを語る上で、その「なんじゃ、そりゃ!?」で躓いてたら、何も語れなくなるな〜〜って。半ば諦めに似た境地なんですけども。とにかく、原作とドラマを綺麗に切り離さないとお話にならないっつーのか。さすがにこの原作を好きな世代は、前期の『山田太郎物語』や『花ざかりの君たちへ』とは比べ物にならないぐらいに幅広く、そして多いと思うので、このドラマに付いても散々なバッシングを見るんですけども・・・・・・・・・・・・・でも、私にとっては、大きいか小さいかだけで、『山田太郎〜』もイケメンパラダイスもそんな変わんないっていうか。原作を尊重してないキャスティング&改悪は同じだと思うんですけどね。その落差が激しいか激しくないかだけの差であって。だから原作をどうこう持ち出すのは、日本のドラマではナンセンスだと思います。端から原作に忠実に面白く作ろうなんて制作姿勢はゼロに等しいんだから。ゼロの部分をあれこれ言っててもしゃーない訳ですよ。純粋にドラマだけ見て判断しましょ。
つっても、原作を知ってるだけに、純粋に作品を見るのはやっぱ難しい。ただ、このドラマを見てる間は面白いぐらいに原作の絵がちらつく事は無かったわ。(笑)一緒に並べて考える気にもならないっていうのか。完全なる別物ですね。特にキャストが。ま、そんな訳でなるだけドラマだけを単体に考えて見ました。1話を見た印象は、全体的に安っぽいし酷いっちゃ酷いけど、イケパラだって1話は相当酷かったと思うし。子供にはすごーくウケそう。この手のドラマは子供向け番組だと思えばそんなにドラマが!ドラマが!って腹も立たない。日曜日のテレ朝のなんとかレンジャーみたいな特撮番組みたいなもんと一緒に考えればいいんだろうね。あの手の番組で、作りが安いとか役者の演技がどうとか言わないし。ドラマってよりもバラエティーみたいに考えればいいんだな。イケパラもそうだったし。
でもさ、何で赤西仁赤西仁のまんまでドラマに出てんの?(笑)私には語学留学から半年で戻って来て会見してた時の赤西仁がそのままドラマに出てるみたいに赤西仁赤西仁のままに見えましたけど。漫画原作とか以前の問題。原作の魅録を無きモノとして考えた上でも、一応、劇中では硬派な男って設定なのに、何でしょか、あのホストみたいな姿は・・・・・・・硬派でバイク好きの男なのに、あのギャル男みたいな私服。あれがドラマの衣装部のセンスなら、な〜んも考えてないんでは。別にさ〜〜何もマンガの魅録に合わせて葱坊主のような短髪にしろっては言わないさ〜〜ジャニにそれを望むのはほんの一部しか無理だろうしさ。でもさ〜〜〜せめてもうちょっと役作りしてくれよ。他のキャストがマンガを意識して濃いキャラ作りしてるだけに、余計に主役である魅録が印象薄いっていうか埋もれてるっていうか浮いてるっていうか。なのに、主役だから出番は多いんだよね〜。他がマンガちっくなのに彼だけが浮いてるんだよね。別に演技なんて下手くそでも全然構わないんだから、役作りはして欲しい。ああいういかにもマンガちっくな設定のマンガなお話ではそれが必須だと思うんですよ。冷めちゃうからさ。んで、あのスカした演技何とかならんのか〜。(苦笑)亀梨和也といい、一拍置いて喋り出すのはKAT-TUNの男前部門の決まりなんでしょうか。あれをかっこいいと思ってやってるのなら沢尻エリカと同レベルだわ。(笑)木村拓哉なんかは世間にキムタクを求められてるから、それに答えてキムタク風のスカし演技をしてるんであって、別に世間は赤西仁赤西仁を求めてないんですけどね。ただ、赤西仁がスカした演技してドラマの雰囲気に合ってないってだけなんですよね。アイタタ。
んで、その赤西仁よりかは、マンガに近付け様としてる努力は見られるけども、男性陣は元からミスキャストだからやっぱ頑張っても無理がある。清四郎役はあの中では生徒会長だったりと締めの存在なのに、横山裕では回りより幼く見えるし、体も小さいのでイメージに合わない。『拝啓、父上様』の時夫は良かったんだけどね〜〜横山君、努力は凄くしてると思うんだけども、役に合ってないのはしょうがないや。あまり賢くも見えないし。田口淳之介は何から何までコントみたいだったけど、あのドラマ自体がコントなんで合ってるっちゃ合ってる。でも役柄自体に田口君では無理がある。クォーターってなぁ・・・・・・・・めっちゃ混じりっけ無しの日本人顔だ、田口君。女性陣は原作どうのはともかく、ドラマの設定上の役とルックスや演技が合ってたと思います。香椎由宇は上品だし、鈴木えみは小悪魔的に可愛いしね。そりゃ、原作のキャラとは違うけども、ソツなくこなしてたと思います。んで、ここだけは原作ファンに戻って言いたい所なんですけども、美波の剣菱悠理はルックスがマンガと良く似てて、原作のキャラにも一番忠実でした。一番マンガっぽいキャラをすんごい頑張ってた。本来、原作では悠理が主役なんですけどね。ま、有閑倶楽部に関しては、6人主役っつっても全然問題無いとは思うんで、別に魅録が主役でもいいのかもしんないけど、主役が一番魅力ないっつーのはキツイなぁ。でも、なんだかんだ言ってても、こういうのは視聴率取るんですよね〜。今は有名少女マンガ+ジャニ(もしくは大量イケメン)って構図だと、誰が何やっても視聴率取れるのかもしんない。イケパラだって、1話は酷いって思ったのに、高視聴率だったし、その上2話は視聴率上がったからね〜〜この『有閑倶楽部』だって2話のが視聴率上がって、最終的に20%を越えたって何の驚きもしやしないです。そんでまた次も同じようなドラマ作られるんだろうな〜。この流れいつまで続くのか。そのうち飽きられると思うんですけども、まぁ、こんだけドラマの枠があるんだから、子供が楽しむ枠があってもいいか。ただ、1クールに1本ぐらいの割合までで。(笑)さすがにあんまり増えて欲しくはないな。私はいい歳なんで裏の中年男性の悲喜こもごもを描いた『スワンの馬鹿』を見ます。

働きマン

あ、2話をすっかり見るの忘れてた・・・・・女に共感されない女主人公のお仕事ドラマってどうしようもないと思うんですよね。菅野美穂の役になーんも共感出来なかったわ。恋人とのすれ違いっつのも、菅野美穂が自分の仕事の都合で勝手にドタキャンしてるだけで、あれでは吉沢悠(最近よく見る)がただただ可哀想なだけだし。何がイケナイって菅野美穂が自分勝手にしか見えないんだよね。仕事バリバリって割には雰囲気的にそんな感じにも見えないし、増して、女を捨ててるようになんて全然見えない。だから、あの「男スイッチ入ります」ってのも寒いだけだった。干物女綾瀬はるかは、可愛い容姿が逆に干物女のとんでもない生態を笑って見られるって効果があったんだけど、今回はお仕事バリバリで男顔負けに仕事をこなして恋愛も犠牲にしていく女性の話。そこに一切の女としての妥協が無いので、あんまり女を匂わせるようなキャラ作りではダメだと思うんだけど。菅野美穂、安野モヨ子の描く主人公にビジュアルがよく似てていいかと思ったんだけど、キャラクター的にミスキャストだわ。男勝りって感じじゃないし、菅野美穂が仕事を出来る女を演じると、温かみが無いんだよね。あれでは『私たちの教科書』と同じだわ。だから、主人公に魅力を感じないんで、これはリタイアかなーって。ただ、いつも演技を心配される速水もこみちは役に合ってたよ。あの覇気の無さとムカつく感じが。(笑)他のキャストもなかなか良かった。津田寛治の役がピリッと利いてていいよね。あのキャラは上手い配置。あれで主人公が出来る女ってのが視聴者に良く伝わってくるし。沢村一樹もいい。だけど肝心の主役がな〜。この手の職業ドラマって主役に魅力感じないと見てるのキっツいんだわー。なので2話はコロッと見るの忘れましたとさ。少しは面白くなってたんでしょうか?