フィギュアスケートあれこれ。

ここの所の気になる記事をピックアップしてみました。まずはこれか。

【フィギュア】高難度技へジャンプの基礎点引き上げ 「攻め」の滑り促す (引用元:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/100507/oth1005071926011-n1.htm

ISUは今回の改正で多くのジャンプの基礎点を引き上げた。浅田が得意な3回転半は8.2から8.5、男子の多くが跳ぶ4回転トーループは9.8から10・3、高橋が初制覇した3月の世界選手権で挑んだ4回転フリップは11.3から12.3に上がった。回転不足の減点も緩和される。新しい規定では回転不足を2段階で判定する方針で、4分の1〜2分の1回転足りないものは基礎点の70%を与えられ、3回転半の場合、この範囲内の回転不足なら6.0を得られる。
従来は4分の1回転足りなければ2回転半の基礎点3.5(新規定では3.3)に激減しただけに影響は大きい。ただし、2分の1回転以上足りないものは、従来の4分の1回転足りないケースと同じ扱いで、1回転少ない基礎点となる。

この手の記事って必ずさ、トリプルアクセルを持つ浅田真央選手の名前を出して「浅田真央に朗報」とか「浅田真央に追い風」とか、日本のマスコミはこぞって書くんですけどね。そういうのを見る度にアホかと思います。浅田選手が実力を評価されずに苦境に立たされてるのは、基礎点よりも加点盛り盛りてんこ盛りのGOE(出来栄え評価点)だし。基礎点がちょっと上がったぐらい、すぐにGOE加点でひっくり返されますからね。でも、そのGOEがトリプルアクセル以外の加点幅を縮小されたのはちょっと吉報かも。それと回転不足のリスク減という事もね。さすがに、ここまで回転不足ジャッジの緩和を銘打っておいて、「回りきってるトリプルアクセルを回転不足判定扱い」にはしないかもしれない・・・・・・・・・が、そんな事を言ってても、いざ、世界戦の採点の時には謎だらけの採点にがっくり肩を落とされるのが、ここ最近のフィギュアなんですけどね。特に女子フィギュアは基礎点の点数がどうたら以前の問題ですし。このニュースは浅田真央に吉報と言うよりは、4回転に挑み続けて自爆して来た男子フィギュア選手達が少し報われた・・・・・・・と取るべきです。今シーズンの男子は楽しみかも。女子もあの方さえ引退して下されば少しはまともに戻ると思うのですが。大変なのは、こんなに採点基準をころころ変えられる選手達なんですよね。

高橋大輔 手術延期へ…フィギュア (引用元:スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20100510-OHT1T00281.htm

フィギュアスケート男子でバンクーバー五輪銅、世界王者の高橋大輔(24)=関大大学院=は、08年11月に手術した右ひざに埋め込んだボルトの除去手術を来年3月の世界選手権(東京)後に延期したことを明らかにした。術後は1か月近く滑れなくなることもあり、「あまり時間がないし、世界選手権後でも大丈夫ということなので決めました」と説明。また来季のフリーの振り付けは昨季と同じイタリア人のカメレンゴ氏に依頼することも明かした。


浅田、フリー振り付けはニコル氏=フィギュア (引用元:時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2010051100027

フィギュアスケート女子のバンクーバー五輪銀メダリストで世界選手権覇者の浅田真央中京大)が、来季のフリーの振り付けをローリー・ニコル氏に依頼したことが10日、分かった。同選手のマネジメント関係者が明らかにした。
 ニコル氏に依頼するのは2季ぶり。ショートプログラム(SP)の振り付けは、今季までコーチを務めたタチアナ・タラソワ氏に依頼する。

高橋選手はボルト外さなくても続行出来そうなんだね。これは良かった。高橋の当面の最大目標は東京で開催される世界選手権だもんね。ボルト外さなくても世界フィギュアまでいけるならそれに越した事はないし。あと、フリーの振付がカメレンゴ氏続行というのもかなり嬉しいニュースです。彼が振付した『道』はフィギュア史に残る名プログラムでしたからね。SPは宮本さんで続行だともう一つ嬉しいけども。まぁ、違う人でも面白いし、高橋選手は何も心配してません。それと真央ちゃんの振付はニコル氏に戻ると。真央ちゃんが『鐘』の次のプログラムは柔らかい感じのにしたいって言ってたから良い人選かも。タラソワコーチがSPの振付で続行っていうのも嬉しいね。真央ちゃんとタラソワさんの関係が凄く良かったからプツンと切れる事なくて良かった。でも、問題はコーチなんだよね。まだコーチが決まってないのかな?ちょっと心配。