胸が熱くなる。


昨日のサッカー、神懸かり的なカズのゴールに歓喜した方々も多いんじゃないでしょうか。私もその1人です。このサッカーを見て一番奮起して欲しい、被災者の方々の多くはこの試合を見れなかったのかもしれません。もう少し、時期を遅らせても良かったのでは?という意見もあるかもしれません。でも、今は、日本が一つになってこの未曾有の大災害に立ち向かわなければなりません。だからこそ、あのサッカーの試合には意義があった。皆で喜びを分かち合うのが、今だからこそ大事。そんな試合で44歳の三浦和義が日本代表チームからゴールを決めました。あの瞬間、日本はまだまだやれるって思いました。さすがキングカズ。『持ってる』んだな。『持ってる』って言葉がこれほど相応しい瞬間は無かった。久々に見たカズダンス最高でした。神様なんて居るのか居ないのか分かんないけど、あの瞬間は神様ありがとうって思いました。試合を開催した全てのサッカー関係者並びに選手に感謝したいです。そして、ごちゃごちゃあって経営陣の汚さが露呈されてしまったプロ野球よ、今こそが挽回の時。選手はいつだって一生懸命です。今こそ、被災者や被災はしていないけど不安を抱える大勢の人達に勇気を与えて下さい。スポーツは大勢が一体になれるから、物理的に試合を開催出来るのならどんどんやった方がいいと思います。そうやって士気を高めていきましょう。被災していない人達がいつまでも気が滅入っていては、日本がなかなか立ち上がれないと思います。ここからです。

震災関連のニュースは毎日、毎日沢山あって、九死に一生を得た人の体験談や、震災直後に津波に巻き込まれた方々を必死で救助をした若者、沢山の人を守る為に亡くなった方々など、色んな記事があります。読む度に人間の凄さを知る事が出来て、こんな言葉を使ってはいけないのかもしれませんが、励みになります。人間って、日本人って素晴らしいなって思えるんです。私達にも何か出来るんじゃないかって奮い立つ気持ちになります。

こんなニュースがあります。

タイ政府、日本へ発電施設移送 (引用元:MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110329/asi11032918400001-n1.htm
東日本大震災に伴う福島第1原発事故を受け、タイのエネルギー省と電力公社(EGAT)は29日、東京など首都圏での深刻な電力不足に対処するため、ガスタービン発電機2基と付帯設備一式を東京電力に5年間貸与すると発表した。発電施設を丸ごと移設する形で、2基で約24万4000世帯への電力供給が可能という。
三菱重工の技術者らが29日から作業を開始し、4月末に搬出、5月中旬ごろ日本に到着する予定。設備は東京周辺に設置する見込みで、夏の電力需要の増加に対応できるよう、8月ごろまでの稼働を目指す。

タイ政府様ありがとう。元々、日本の製品であったとはいえ、無償で貸し出ししてくれるのはとても有難いです。輪番停電はこれから益々深刻になって行くと思っていた時にこのニュースはとても嬉しいです。韓国も韓国製の移動式火力発電プラント4基を3月中に日本に輸送すると発表してくれています。移動式なので規模は小さいけど、それでも2万6000人分の電力をまかなえるそうです。ありがとう、韓国。

フィリピン女性、白河で献身介護「私たちここに残る」 (引用元:47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032801000566.html
アキノさんによると、故国の家族からは毎日のように「フィリピンに帰って来て」と叫ぶように電話がかかってくるが、「お年寄りがここにいる限り残る」と決めている。「おばあちゃんたちからチョコレートをもらったり、日本語の勉強用のノートをもらったりとすごく親切にしてもらっている。地震原発も怖いけど私たちだけ帰国はできない」と話す。
フィリピンでは高齢者を敬う習慣が根強く残っており、小峰苑によると、献身的な介護ぶりは「入所者にも非常に評判がいい」という。

彼女達の好意、頭が下がる思いです。こういう外国人の人々も少なくありません。おばあちゃん達の親切がここに今、返って来てるんですね。それと今回のアメリカ軍の支援活動が良く分かるサイトがあります。

『Operation Tomodachi 』
http://www.flickr.com/photos/compacflt/sets/72157626119790243/

トモダチ作戦』。ここには沢山の写真があります。現場で活躍している兵士達だけでなく、一緒に救援に当たっている大勢の自衛隊、消防、警察や民間人も映っています。日本のテレビやネットニュースよりも被災地の事を間近に感じる事が出来るのは気のせいでしょうか?運動場一面に書かれた『THANK YOU USA』の文字。アメリカ兵の手を取って感謝しているおじさん。兵士のヘルメットを被らせて貰って無邪気に笑う子供。細かい瓦礫も1つ1つ片付けている兵士。東北の市民町民と混じって一緒に車を綱引きで片付けている兵士・・・・・・・・・本当に涙が止まりません。今日のテレビでは石巻の高校の汚れた体育館を生徒やアメリカ兵が一緒になって掃除してくれてました。感謝感謝です。ありがとうアメリカ。東北の方々は特に感謝していると思います。

ニューヨークタイムズ東北地方太平洋沖地震写真特集
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#1
※中にはご遺体の写真もあるので閲覧には注意を払って下さい。

今回の震災の報道は外国メディアのニュースや写真の方が、よっぽど被災地の辛さや悲惨さが伝わって来て、胸を掻きむしられるような思いになります。ご遺体の映っている写真も見ました。日本では許されない事なので仕方ないんですが、やっぱりそこを外しては震災の凄惨さ、東北の方々がどれだけ辛い目に合ってそれを耐えているのか、伝わり難いんじゃないかと思います。でも、難しい問題ですね。プライバシーに関わる部分もあるし。ご遺体を発見して収容するのは相当な数であろうに、その度に手を合せている自衛隊や消防局、警察、自衛団の方々が映っています。こんなに辛い作業でも黙々と働いて下さるこういった方々が居るから、日本は平和な国として暮らして行けたんですね。今更ながらに感謝です。

この大震災で気付かされた事が一杯あります。それを大事にずっと持ち続けたいと思います。