『殺し屋1』をやっと見ました。

『殺し屋1』 ★☆
製作国:日本 公開年:2001 配給:プレノンアッシュ 上映時間:128 分
監督:三池崇史 原作:山本英夫 脚色:佐藤佐吉
出演:浅野忠信/大森南朋/塚本晋也/ SABU/國村隼/寺島進/松尾スズキ

三池崇史の映画は哀川翔さん目当てで観た『DEAD OR ALIVE2』(1観ないで2観た)友達と暇潰しに観た『カタクリ家の人々』(オススメ)ぐらいかな。
『殺し屋1』は好きな俳優さんが一杯出てるから前から観たかったんだけど、どうも作品の内容が好きな感じじゃなかったのでレンタル屋に行っても手が伸びなかったんだけど、TSUTAYAが半額だったので借りてみました。

感想は三池崇史って悪趣味だねってしか。
あと、この映画、AVでもないのに18禁なんですけど、そりゃこんなの若いコには見せれんなぁと。
自分に子供が居ないのに自分の子供には絶対、見せたくないなと思ったな。残虐なシーンがあるのは別にいいんだけど、それ以外に得る物が全くないっつー。子供のトラウマになるだけだなこりゃ。


なんか古本屋に売ってる安いホラー漫画観た気分だった。痛いシーンの連続、血がドバー、たまにエロいシーンもサービスで入れとけみたいな。
そういう意味じゃ、悪趣味の限りに金を注ぎ込んでて、潔いっちゃ潔いんだけどね。
まーでも、なんだろな・・・・なんかスッキリしないんだよなぁ。

何でかな?無茶苦茶な内容なのに、そこに行き着く迄の経緯に理由を付けたがってる所があるからかな。そこが気に食わない。
一応、何か事件が起こるのに、そこには何かしらの理由のがあるらしいんだけど、それが全く分からないんですね。ヤクザの抗争らしいものがあるんだけど、何で争ってんだか全然分かんない。
その一番の原因はセリフが聞き取れない事にあると思うんだけど・・・皆が皆、ボソボソ喋ってて何言ってんのか全然分からん。浅野忠信なんてまともに聞こえるセリフの方が少なかったぐらい。テレビを通常ボリュームの倍ぐらいにしても聞き取れない。ま、聞き取れた所で、話を理解出来るかっつったら、絶対、理解出来んと思うけどね。

まー、そんなシーンが続くからストレス溜まるんだな。
監督の悪趣味全開な割には、何だか中途半端な印象。
ソソる俳優陣も逆に何の為に出てるか分からないからストレスになるだけ。別に浅野忠信じゃなくてもいいじゃん。むしろ、違う俳優のが良かったんじゃない?塚本晋也の合成筋肉男はただ、失笑しただけだったし。
ただ、監督じゃない俳優としてのSABUは拾い物だったかな。
それと大森南朋は良かったな。勿体無い。


ま、軽くまとめるとつまんない映画でした。原作はもっと面白いです。私の好みではないけど。
どうせなら、こんなん観ないで『カタクリ家の人々』観て下さい。すっごい面白いから。