『昭和歌謡大全集』

昭和歌謡大全集』 ☆
製作国:日本 公開年:2003 配給:シネカノン 上映時間:112 分
原作:村上龍 監督:篠原哲雄 脚本:大森寿美男
出演:松田龍平/岸本加世子/池内博之/斉藤陽一郎/村田充/近藤公園/森尾由美/細川ふみえ/鈴木砂羽/内田春菊/市川実和子/古田新太/原田芳雄/安藤政信/樋口可南子/他

私の中ではここ2、3年でワースト1の映画かもしれません。ものすっっっごく不快な映画ですよ。何もかもが不快。夜に観たんですけど、あまりにムカムカしてしばらく寝れなかったもん。沢山出てくる男前どもなんて構ってる余裕ないですよ。つーか、こんな作品に出てる俳優が憎い。全力で断れ!
そんなん『ドラゴンヘッド』の比じゃないですよ。『ドラゴンヘッド』なんか可愛いモンですよ。多分、『ドラゴンヘッド』よりは映画としての出来はいいと思うんですけど・・・・・・とにかく、こんな映画を作ろうと思った製作陣の思考が私には全くもって理解不能です。何??この映画を作ろうと思った目的は一体何?????
村上龍の原作って本当にこんな話なんですか??若者VSオバサンの戦争がエスカレートして起こる最後のアレも小説にはあるんですか?原作読んだ人教えて下さい。本気で知りたいんですが、この映画を観た後に原作なんて到底読む気になれず・・・・・せめて、最後のアレが原作であるのか無いのかだけでも。
原作の大筋がこの映画と変わらないのなら、そんな原作を映画化しようと思ったどこぞの誰かが許せない。ムキー!!!思い出しただけでも腹立つわー!!!
特に安藤政信内田春菊に言った言葉の数々・・・・・・本気で安藤政信に殺意が芽生えましたよ。何じゃ、こんな腹立つのは私がオバサンだからか?やっぱそうか?そうなのか???(落ち着け)

あ〜〜〜作り物でこんなにムカつくってよっぽど頭の固い人間なのかなー私?今なら校長室に血相変えて飛び込んでいくPTA会長の気持ちが分かるわ。『こんな映画観せちゃダメざます〜〜!!!』ってね。言ってやりたいザマス。

追記。

何も映画って作り物で簡単に殺し合いするのが悪いとかそんな事でムカついてるんでは無いですよ。そこまで四角四面な人間のつもりはないし。出てくるヤツは全てアホばっかりなんで誰が死のうとどうってこたぁない。むしろ、最後はスッキリすべきなのかもしれませんが。なら、笑い飛ばせるぐらいライトにバカらしく作っておくれよ。ブラックユーモアってなぁ、ユーモアに満ちててナンボ。出てくるヤツはどいつもこいつも良く分からん理屈を並べてるナルシストなアホばっかで全然笑えないんですよ。それが不快なんです。