『いま、会いにゆきます。』 第2話〜5話。

初回の感想(ここ→id:mo_co:20050703#1120397598)で成宮君の演技が見てられないと書いたんですけど、それでもその成宮君が気になってずっと見ておりました。原作を読んでないし、映画も見てない私には初回だけではたっくんが軽い心の病だとは分かりませんでした。後でたるみさん(id:doukyoninday)の感想を読んで病気だと知った次第。いい加減にドラマ見てるって証拠だねぇ。んで、病気だと分かると、成宮君の時々見せる表情の不自然さとか、挙動不審っぷりは悪くないなぁと思ったりして。ここの所の4話、5話辺りの成宮君の演技は表情の固さが取れて、良い表情してるしねぇ。特に4話の巧が病気故の神経質な不満を澪に切り出した後、それを先生(余貴美子)に「澪に言えたんです!」と笑顔で報告する所はエラ可愛かったです。いいじゃなぁ〜い。性急に不満を書いた事にちょっと反省したりして;
このドラマ、つまらないなーとボーーっと流し見してたんですけど、4話、5話辺りはなかなか面白かったです。まったり進むのに慣れてきたのかもしれないけど、成宮君とミムラの組み合わせが自然な感じになってきたのが良いのかも。ああいう親子に見えない若い親子って実際に居るしねー。風景の綺麗さも良いです。
ただ・・・・・・やっぱりつまらないのはつまらないかなぁ。このドラマって肝心の主題がすっかり置き去りになってるのが大問題なんだと思うんですよ。『死んだ筈の妻が突然生き返って・・・・』っていうストーリーの一番売りの部分が、全然活かされてないんですよね。今の状態って澪が記憶喪失って設定でもなんら問題ないもの。死んだ人間が生き返った(本当にそうかはまだうやむやだけど)っていう大事件が起きてるのに、それに伴う問題が何も起きないんですよね。もう、折り返し地点の5話が終わったのにまだ何も起きない。これはなー・・・・。例えるなら、帯に『SF超大作!』と煽り文句が書いてある小説を読んだら、全くSFじゃなかった・・・・・みたいな。当り前の期待に対する裏切りなんだよなぁ。やっぱ連ドラでやるにはキツイ題材だったのかな。