『妖怪大戦争』

妖怪大戦争』 ★☆
製作国:日本 公開年:2005 配給:松竹 上映時間:124 分
監督:三池崇史 脚本: 三池崇史 /沢村光彦/板倉剛彦
出演:神木隆之介/宮迫博之/南果歩/成海璃子/佐野史郎/津田寛治/柄本明/近藤正臣/高橋真唯/阿部サダヲ/田口浩正/遠藤憲一/忌野清志郎/竹中直人/岡村隆史/栗山千明/菅原文太/豊川悦司/他

いや〜〜〜映画としては最低レベルっつってもいいかもしんない・・・・・子供向け映画なのかもしれないけど、子供騙しにもなってない・・・・。この★2個評価はかなりかーなり甘いです。(苦笑)とにかくストーリーが面白く無さ過ぎるなー。期待を裏切られ捲くるっつーか。こんだけ期待膨らませておいてコレかい・・・・・って途中、怒りにも似た気持ちになります。妖怪がワンサカ出てくるまでは結構ワクワクしてたんですけどねーいやもう見事に裏切られたわ。てんこもり出てくる妖怪はただ出てきただけでした。あれは単に水木先生が妖怪を一杯出したかっただけじゃないのかなぁ。








=======※以後ネタバレあり=======

この映画って面白く出来る駒は物凄く揃ってたと思うんですけど、その駒が全然動かないの。普通の人間の子供が妖怪を引き連れて悪と戦うって設定も面白いし、その主人公を演じてるのが天才子役・神木隆之介君だし、人間、妖怪を演じる役者は粒揃い。嫌ってほど出てくる妖怪も、主要な妖怪のキャラ設定は面白かったんですよ。特にサダヲ。だから冒頭30分ぐらいはワクワク出来たんですよね。これは拾い物かもしれないって。でも、タダシが天狗山で刀を手に取った辺りから一気にテンションダウン・・・・・・タダシが刀を持っただけで強くなるっていうのは・・・・まぁ許すけどさぁ。使って5分も経たないウチに大した攻撃を受けた訳でもないのに簡単にパキって折れる伝説の刀ってどうなのよ?(笑)そんなもん鍛え直したって使いモンになるんかいなぁ・・・・・・なーんか妖怪が一杯出てきたけど、ただ無理矢理妖怪を出してるだけじゃないかぁ。タダシが麒麟送子として魔人・加藤に戦い挑みに行ってからは全てが行き当たりバッタリ、ギャグ部分がどれもこれも空回り・・・・とかなり痛い空気が流れてました。ワザとチャチくしてるのであろう『スネカジリ』はその狙いが外れて、出てくるだけで痛々しい。あ〜〜あ〜〜〜全てが空回りで痛々しい。なんか恥ずかしいし、見てらんなかった。
まーでも、つまんない映画だけど見所はあります。なんつっても、主人公の神木隆之介君のお顔が綺麗で綺麗で。これって神木君萌え〜映画なのかな。なんかやたらサービスショット満載だったような。私は若い子スキーと言ってもここまで若いとちょっと・・・・・あからさまな神木君萌え〜的サービス部分には弱冠引きました。(苦笑)んでも、神木君好きだったら、見応えのある映画だと思うなぁ。あと、阿部サダヲファンには堪らんのじゃないかな。川太郎が超可愛いです。この映画の救いだったなぁ。川太郎が出てくるシーンはどれも割りと面白かったです。関西弁を喋る阿部サダヲ。割と上手いです関西弁。4時間も掛けて河童の特殊メイクをしたらしいんですけど、顔はもろサダヲでしたよ。川姫役の高橋真唯って女の子が可愛かったなぁ。衣装が結構際どくってね。ドキドキ。栗山千明の肌が凄く荒れてたのが残念。せっかく綺麗な顔なのに。あ、宮部みゆきが意外と女優でびっくり。

作品としては最低評価なんですが、主要の妖怪のキャラクターが面白かったのと、主人公の神木隆之介君が可憐(笑)だったのと、じじぃ役の菅原文太に★を2つあげたいです。菅原文太をあんな使い方したんだから、もうちょっと頑張って欲しかったな。面白く出来る要素は沢山あったのに。残念な映画です。