2005年夏ドラマまとめ。


すっかり遅くなってしまいましたが、夏ドラの総まとめをば。こんな総まとめなんていつもはしないんだけどね。でも、今期は、始まる前の期待値の薄さに反して、面白い作品が多かったように思うので書きたいと思います。私も珍しく6〜7本ぐらいのドラマを最後まで見続けてました。しかし、逆に期待が高かったドラマに肩透かしを食らったような気が。特に『スローダンス』には目一杯脱力させて頂きました・・・・・最後は文句言う力も無くなったもんね。そんな夏ドラマ。今までで一番始まる前の印象と終わった後の印象の差があったクールじゃないでしょうか。やっぱ見る前から、面白く無いとか、ミスキャストだとか、決め付けるのは良くないって事なんでしょうね〜。でも、第一印象っつのも大事な気もするしなぁ・・・・・・。
今期は話題作や問題作が多かったのも印象的ですね。視聴率的にも、人気的にも『電車男』が圧勝かと思いきや、『女王の教室』の追い上げも強烈でした。他に『ドラゴン桜』も視聴率がなかなか取れないTBS金曜10時枠にしては異例の好視聴率だったし、『電車男』の裏番組で分が悪かった『女系家族』も評判が良かったようだし、『菊次郎とさき』もテレ朝9時枠にしては良い視聴率で、これも評判が良かったみたい。そう考えると、かなりドラマの豊作なクールだったんですね。

全部見たドラマ。

                   ※()内は始まる前の期待値
凄い・・・・・全部完走したドラマがこんなにあるなんて。快挙だわ。大抵、最後まで全話観るのって1クールに2本ぐらいなのにねー。この4本は毎週録画して見てました。ちなみに『スローダンス』は妻夫木君が出てなかったら、2話で脱落してたと思います。
菊次郎とさき』と『スローダンス』については、感想を書いていたので・・・・・・・今期一番楽しませて貰ったのはやっぱ『電車男』かなー。伊藤淳史君の見事なハマりっぷりも、短い出演時間の割りには楽しませてくれた小栗旬君他、多彩なスレ住人も、超ハマり役の陣釜さんも、桜井さんも良かったのは勿論なんですけど・・・・・・私はエルメスのあまりの美しさに終始萌えーとなってました。『電車男』の伊東美咲は文句無く美しかった!あの美しさは夏目雅子に通ずる萌えだわ・・・・・・見てるだけで満足。正に目の保養です。まるで電車男視点でエルメスを見ているような感じがしましたよ。完璧なのね。しかし、他の作品の美咲に萌えるかといったら果たして・・・・・・・?なんですけどね。今回のエルメスのような役柄ならまた見てみたいです。最終回のスレ住人とのやり取りとか、伸ばし過ぎとは思うし、電車が999になるのはアホらしいっちゃそれまでなんだけど、もう単純に楽しかったです。何でも許せる状態でした。出演者ほぼ全員が美味しいキャラだったけど(除く速水もこみち佐藤江梨子)、このドラマに出て一番得したのは満場一致で白石美帆でしょうな。劇団ひとりのスピンオフドラマにもがっつり出てきそうですね。
はるか17』はストーリーはいたって単純。でも、演出がふざけ過ぎ・・・・・と時々、バランス悪く感じる時があるんですけど、それでも、面白かったです。単純に話の続きが気になったんですよねー。真面目人間のはるかが芸能界って場所でどんどん成長していくっていうのが。平山あやちゃんはコミカルな演技に躊躇が無いのが素敵。とても良かったです。でも、ライバルキャラが弱かったかな・・・・・・瀬戸早妃?だっけ。あのコがもうちょっと魅力的だったら、もっとこのドラマ面白かったと思うなぁ。あとは、古田新太深沢敦、金子貴俊、大島蓉子・・・・・と童夢企画の面々が可愛くて大好き。古田さんと大島さんの掛け合いが最高でした。「幸子さん死んでくれないかな」って言葉がギャグとして成立するのは古田新太ならでは。ただ、ファインプロの橋本さとしとマギーはやり過ぎな感じで時々、邪魔に感じたかな。(苦笑)その中に冷めた瀬戸早妃が混ざると何とも居た堪れない空気になるのがなぁ・・・・・ちと痛かった。劇中劇は面白かったんですけどね。まーでも私は好きだけど、あれもやり過ぎでシリアスとのバランス悪かったかなー?最終回は杉本哲太お蝶夫人の格好をすると思ったのは私だけじゃないと思いたい・・・・・・・あそこまでふざけたんなら、徹底的にやって欲しかったけどなぁ。『菊次郎とさき』と同じで、これも続編作る気マンマン?でも、続編に託す終わり方は結構なんだけど、ちゃんと最終回っぽくして欲しいんだよね。『菊次郎とさき』なんて特にそうだったんだけど、来週もまだドラマがあるみたいな終わり方はちょっとすっきりしないな。

殆ど見たドラマ。(1、2話抜け)


女王の教室』は初回見て、すっごく印象悪かったのに、結局最後まで殆ど見ちゃったなー。ああいう話が好きか嫌いかは別に置いておいても、次の週への引きはダントツに上手かったと思います。内容は電車男の方が好きだったけど、次の週の話が気になるのは『女王の教室』でした。ムカつくのに、気になっちゃうんだよねー。遊川さんナメてました。反省。個人的に『子供のイジメ』的なものを見るのが大嫌いなので、その辺りの話は意図的に見なかったんですけど(岩井俊二作品は大好きだけど『リリィシュシュのすべて』だけは観てないのはそれが原因)、後半はなかなか楽しませて頂きました。最後のマヤがパソコンから生徒の名前を消していく卒業式はうっかり泣きそうに。んじゃ、このドラマ好きか嫌いかって言ったら、やっぱ、あんまり好きじゃないんだけど・・・・・・それでも意欲的な作品だったと思うし、脚本や役者が良ければ、地味なキャストでも十分、評価されるし、視聴率も取れると証明してくれた点で、凄く良いドラマだったと思います。
海猿』は途中まで面白く見てたんだけど、中盤から後半に掛けてなんか飽きてしまったんですよね。面白く無い訳じゃなかったんだけど。映画の『海猿』が好きだったんだけど、ドラマの『海猿』の最終回まで観て、次の映画を観に行く気が失せちゃったわ。なんだろー?面白く無かった訳じゃないのに。やっぱ若さが足りなかったかなぁ。(笑)出てくるのオッサンばっかだったしな。えー私の観賞の仕方なんて所詮こんなもんです。
がんばっていきまっしょい』は色々と問題があって大変だったと思うけど、ちゃんと作品を壊さずに作りきった事は素晴らしいと思います。内君の代役の田口淳之介君もよく頑張った。これでKAT-TUNは3人まで顔と名前を覚えたわ。鈴木杏ちゃんの丸々した顔にはヒヤヒヤしたけど、演技はさすが。あと、なんつっても錦戸亮君が魅力的でした。相武紗季ちゃんも可愛かった。これは最初、金子ありさが脚本というのが心配だったけど、まぁ及第点だったのでは?(何様か)大分、俳優の演技に救われたとこがあったと思うし・・・・・・・私、この人の脚本の何が嫌いかって、人と人との衝突のさせ方が、すっごい嫌なんですよね。衝突させる為にキャラクターに無茶苦茶な行動取らせたり、セリフ言わせたりっていうのがアリアリで、すっごい不快に感じるのよ。だから、このドラマは良かったけど、やっぱ金子ありさの脚本が嫌いなのには変わりないかな。
いま、会いにゆきます』は最終回のラストシーンだけ良かったです。ミムラと成宮君は本当にお疲れ様でした。



あとの作品はまばらに見た程度なので評価出来ません。『女系家族』なんて1回も見なかったし。でも、これも『電車男』の裏じゃなかったら見てたと思うんだよね〜。
今クールは地味なキャスティングでも、脚本と演技が良ければ、視聴率が取れると証明してくれたように思います。なかなか価値あるクールだったんじゃないかな。久し振りに色んなタイプのドラマを楽しませて頂きました。最初にテンション低かったのが嘘のよう。秋クールもこうだといいんだけどな〜。