『女王蜂』

栗山千明キレイ!
もーこの一言の感想で良いんじゃないか・・・・・・ってぐらいに栗山千明でした。栗山千明以外印象に残ってないよ。あとは杉本哲太の変な髭と。
実は、私は中学生ぐらいの時に横溝正史に大ハマりしてまして・・・・・・・・横溝作品は一杯読んだなぁ。すっかり忘れてしまいましたが;あ、この『女王蜂』は読んでなかった・・・・・・と思う。(そこまで記憶が…)んで、市川昆の横溝シリーズの映画が大好きでして。何回も何回も見ましたよ。石坂浩二のやつね。だから、私の中で金田一耕助のイメージと言えば、ヘーちゃん。んー、でも、古谷一行豊川悦司も合ってるとは思います。さすがに渥美清金田一はナシだけど。(笑)古谷一行が一番原作の金田一のイメージに近いかな?それで、稲垣五郎ちゃんの金田一耕助も悪くないと思ってます。ちょっと人を食った胡散臭い良い人的風情がいいんじゃないかなぁ。生活能力とか無さそうな感じも。
ただ、原作や市川昆の映画版のファンとしては、平成のドラマ版は全然おどろおどろしさが無いのがね〜〜正直、かなり不満。特に今回の『女王蜂』は明るい感じがしたなー。横溝役で小日向文世が出てるんだけど、これがもう超和み系で。(笑)いや、小日向さんが悪い訳じゃないんだけど、全体的にさらっと明るいから、横溝正史のムチャムチャな筋の粗がね〜〜目立つんですよね。横溝モノって推理を楽しむんじゃなくって、あの独特のおどろおどろしい世界観を楽しむもんでしょ。トリックや犯人探しを楽しむもんじゃない。トリックなんか偶然のものとか多いしね。犯人も丸分かり。でも、雰囲気で誤魔化してるっつーか。いかにも何か出てきそうな雰囲気だからこそ、偶然も気にならないし、その偶然が怖かったりするんですよね。それが明るくなっちゃったら、なんかもう、悪いとこばっか見えてきちゃって・・・・・・・・・うーん、吾郎@金田一は3作ともあんまり面白く感じなかったなぁ。今回、せっかく横溝作品の世界観にピッタリの容姿の栗山嬢を使ってただけに余計に残念に感じました。ミッチーも横溝な雰囲気に合ってるのにね。勿体無いなぁ。
しかし、『女王蜂』って市川昆版を何っ回も観たのに、話の筋を殆ど覚えてませんでした・・・・・・・・・どんだけ脳みそがツンツルテンになってるんでしょうか。(泣)家庭教師役って市川昆版では岸恵子がやってたよね。手塚理美が持ってた赤い毛糸の玉で思い出しました。映画版はあの毛糸の玉に仕掛けがあって、そこが凄く印象に残ってたから、思い出せたんだよね。あのトリック無かったの勿体無いな。だって映画の『女王蜂』であそこが一番面白かったもん。(苦笑)『女王蜂』って話自体はそんなに面白くないんだよね〜。話に無理あるし。あ、それはいつもか。写真に波岡一喜君がピンで思いっきし映ってるのは笑わせて頂きました。あんなばっちり映ってるのに、気付かないもんかね。自殺して罪被るほど好きな男だっつーのに。それと波岡一喜石橋凌の年月が経ってるのに、手塚理美手塚理美ってなぁ。無茶しますな。あの家庭教師は何歳の設定だったんでしょか。