『時効警察』 第3、4話。


予想通り、岩松了監督作品の3話は今までの三木聡テイストからガラっと変わってましたねぇ。演出もクセがなくってフツーだった。でも、キャラクターの性格とかは全然変わんないから、第3話はなんか気の抜けた炭酸飲んでるみたいな感じだったわ。小ネタで楽しめる訳でもないし、脚本でうーんと唸れる訳でもないし。なんか1時間ダラっと見ちゃった。つまんな〜〜いとまではいかないけど、全然、刺激が無いんだよね。ホント気の抜けた炭酸。んで、4話は期待して見なかったんだけど、これが面白かったのよー。ヤルじゃん!岩松了!と思ってたら、脚本・監督/園子温の文字が・・・・・・・・風邪引いてネット落ち気味だったから、4話を園子温が監督するって知らなかったわ。てっきり、三木聡のように2話連続で岩松さんが監督すると思ってたの。あの霧島君の変な「フんー=3」(文字で表現不可能)って笑いも園演出?「シューッ→」(これも文字での表現不可能)って指差すのも?あーんなくっだらない演出も出来るんだね〜〜まぁ、映画でもちょっとB級ノリな人だけどね。あ、園子温と言えば、『奇妙なサーカス』観たかったのに、あっという間に終わってたんだよなぁー。DVD出たら借りなきゃ。
崖から突き落とされる被害者の役を広田レオナがノリノリで演じてたのがおかしかった。そりゃーあんな女殺されるわー。レオナの死に顔が忘れられないんですが。(苦笑)2話の池脇千鶴に続いて、またもエイジレスな永作博美が今回のゲスト。あれか〜殺人の時効って15年だから、その15年間を違和感無く演じれる人でないとダメなんだよね。だって15年って5歳が20歳だもんね。(驚)ゲストは毎回女性なのかな?女の方が1人で年月を表現し易いのかなー。それとも単に三日月さんに毎回嫉妬させる為だけ?(笑)第4話は、ずーーっと、柳ユーレイが実は真犯人で、永作博美が自分に注目を集める形で庇ってるんだとばかり思ってて、柳ユーレイが画面の出てくる度に「犯人はあなたよ!」と心の中で「シューッ→」っと指差してたんですが、まさかスタッフ全員が犯人とは・・・・・・・・そんな、手が幾つあっても足らないよぉ!「シューッ→」「シューッ→」!!しかし、時効を迎えたとは言え、あのテレビスタッフ達はずーーっと同じチームでドラマを撮り続けなきゃなんないんだねぇ。お互いを監視し合って。なんつーか、時効を迎えて、無罪になる方が、延々と地獄が続くんだなぁと、このドラマを見て思いました。そんな真面目に考えるドラマじゃないんだけどね。