最近観た映画。

この前は取り合えず報告だけだったので。

プロデューサーズ』 ★★☆(※アンチミュージカルとしての評価)

CUBE ZERO』 ★★★

『プロデユーサーズ』は先に言っておきます。私はミュージカルっつーのがホントに苦手でして・・・・・・・・タモさんがよくミュージカルの話になると、くどくどと「なんで急に歌う踊る」と文句言ってますけど、私もあれには激しく同意なんです・・・・・・まだ踊るのは許す。なんか急にハイテンションになったんだなって。しかし、なんで急に歌う。さっきまで普通に喋ってたのに何故に急に。そんなもん普通に社会生活営めませんよ。捕まりますぜ。と、ミュージカルの良さが全然理解出来てない私がなんでか観に行っちゃったのよ〜〜『プロデューサーズ』を。この時点で大失敗だよね。(大笑)いやね、言い訳させて頂くと、そんなにミュージカルな作品じゃないと思ってたんですよ。アンチ・ミュージカルな映画かと。ミュージカルを小バカにした映画だと思い込んでたんです。えぇ、勝手に。(笑)それがもう、序盤からめっちゃめちゃミュージカルですやんか。かーなり、初っ端から飛ばしてくれますよ。マシュー・プロデリックもネイサン・レインも唐突に歌いまくり踊りまくり。知らんオバさんとかオッサンも勝手に踊るわ歌うわ。迷惑!超迷惑!!最初の30分ぐらいは私には拷問みたいでした。ヤバイ・・・・・・映画代勿体無いけど、このまま帰った方が良いかもと。この前、『イーオン・フラックス』に付き合ってやったので、今回、無理矢理付き合わせたツレは開始10分頃には爆睡。(笑)このまま置いて帰ったろかと思ってたんだけど、やっぱ貧乏性でして・・・・タイム・イズ・マネーとは言っても、一度金を払った映画は全部観尽くして帰らないと・・・・・・という本能のようなものがありまして。我慢して観てたんですよ。早くユマ・サーマン出て来ないかな〜と切に願いながら。んで、んで、怒涛のミュージカルの嵐を我慢して、話が動き出したら・・・・・・・・面白くなってきたんですよ、これが。いや、勿論、随所にミュージカルは挟まってくるんですけど、話が転がりだしてくるとその踊りが意味のあるように思えてくるようになったのね。特に楽しかったのが、CMにも使われてる最低の演出者の登場シーンかな。あそこ最高でした。それとユマ・サーマンのセクシーな歌や踊りがね〜。ユマが可愛いんですよ。めっちゃデカいのに。(笑)ユマはガタイが良過ぎて、ちょっとオカマみたいに見えましたけど、アホっぽくって可愛かったです。格好良い役も似合うけど、こういうコメディも凄く上手だよなぁ〜ユマ・サーマン。あと、マシュー・プロデリックもネイサン・レインも凄く可愛かった。皆、可愛いんですよね。ただ、私がミュージカル嫌いなせいかもしれんけど、2人のやり取りは行き過ぎてちょっと煩く感じたかなぁ。そこがちと残念か。でも、最後の方は素直に良かった〜〜って思えました。
ま〜〜アンチ・ミュージカルの私が割りと楽しめたんだから、好きな人には堪らないかもしんない。凄く楽しい映画です。どんな映画かって、『唐沢寿明が好きそうな映画』って言ったら大体伝わるんじゃないかな。(笑)」

CUBE ZEROは・・・・・・・『CUBE』は大好きな映画でした。あれはシュチュエーションホラーの最高峰って言っていいんじゃないかと思います。あの映画が1つのジャンルを築いたって言えますよねぇ。あの独特の世界も凄く好き。でも、『CUBE2』は観て無いんですよね。どうせ、面白くないだろって。実際、あんまり良い評判は聞かなかったので、まぁ観なくてもいいかと。んで、そんな私が何故『CUBE ZERO』を借りたかっていうと、単純に割りと評判が良かったからです。理由はそんだけ。んで、観てみました〜〜・・・・・・。うん、評判が良いのは分かる。それなりに良く出来た映画だと思いました。この作品だけで独立させても十分に成立するし、『CUBE』より先にこの作品が作られてたら、かなり評価されたと思うんですよね。ん〜〜〜でもなぁ。やっぱ所詮は一度味わった世界というか。シュチュエーション・ホラーってその世界観がきっちりと構築されてればされてる程、続編は作れないようになってると思うんですよね。1回こっきりっつーか。『CUBE』のあのドキドキ感はやっぱあの時に味わったのが全てで。あの不条理な世界だからこそ後に引くというか・・・・・・・・・・・要するに、その先やその後が分からないからこその『恐怖』であって、あの世界が全てだから逃げ場がなくって怖いんですよ。だからね〜〜〜〜もう、どんなに凄い作品を作っても、それが『CUBE』と同じ世界である限り、『CUBE』は超えられないと思うんですよね。
ま、そんな感じ。でも、良く出来た映画だとは思います。