『THE 3名様〜春はバリバリバイトっしょ!』

THE 3名様〜春はバリバリバイトっしょ!』 ★★★★

製作国:日本 発売年:2006 上映時間:63分
原作:石原まこちん 監督:福田雄一 脚本:福田雄一
出演:塚本高史/佐藤隆太/岡田義徳/安藤玉恵/小林大介/志賀廣太郎/他

アハハ最高!3名様。
今回のが私的に一番面白かったです。いっちばん笑いました。息詰まるほど笑ったやつがありましたもん。今まで3名様を見て声を押し殺して笑う感じのは一杯あったんだけど、声出して笑う事ってあんまり無かったんですよ。しかし、今回のは何回も吹き出しました。すっごい笑ったー。面白かったです。最高。笑った笑った〜〜。なんか今回の3が一番、一般ウケがいいような気がせんでもないですね。割と誰でも楽しめるんじゃいかなー。あ、でも、メイキングは今までで一番正統派っつーか、割と普通のメイキングでした。あ、これ普通だわって。(笑)ま〜〜本編が凄いボリュームあってどれも面白かったから、私は大満足ですよ。これは買って良かった。もっかい見よ。

今回の3名様は脱力だけど脱力じゃない!?って感じ。なんだろ?すっごく緻密に感じましたね〜〜練られてるわって。普通に喋ってんだけど、仕事してる感じがするの。これ、2の時にちょっと薄らいでて残念に思ってたんだけど、今回のは1よりも計算してある感じでした。あ、でもユルさは1のがあるなぁ。あと会話の妙もね。あのダル〜いユル〜〜いのは少ないかも。結構、アクティブなんですよ。でも、2のように勢いがあり過ぎる事もない。なんつーのか、今回のは変な言い方だけど、ビシっと引き締まってる感じ。3名様なのに。(笑)本腰入れてきっちりとアホをやってる感じなの。ちょっとプロフェッショナルに感じました。でも、コントとも違うんですよね。お笑いのそれとは違うのよ。それはメイキング見てたらよく分かるんですけどね。瞬発力のようで、持久力なんだよな〜これは。そこが俳優さんなんだわ。不思議だわ〜ドラマでもコントでもない、正に『THE 3名様ワールド』。買ったDVDには『第3弾だけど、入門編』って書いてあったけど、これを一番先に見ると、1と2が物足りないかもしれません。3はボリュームもあるしねぇ。『THE 3名様』は順番通りに見た方が面白いと思います。(笑)
これね〜〜面白く感じれたのは、ある程度、コッチ側(視聴する側)の慣れもあるんだと思います。『THE3名様』を見る時はこういう感じで観ればいいんだな〜って心の準備っつーのか。準備っつー言葉を使うのが馬鹿馬鹿しいんですけど。(苦笑)『亀は意外と速く泳ぐ』の時でもそうだったけど、あんまりにユルいというか馬鹿馬鹿しいものって、観る側もある程度の覚悟っていうか、そういうもんなんだって思って観るようにしないと口開けたまんまでボーっと終わっちゃうんですよね。「オレはどうしたらいい?」(byまっつん)みたいな。え〜〜こんなんでいいの!?って。でも、こんなもんだよ、こんなんでいいんだよっていうのが1と2でよく分かってるから、最初っからドップリと浸れましたよ。そんで2回目に見た方がより面白いのよね。
いや〜〜くだらない。生産性ゼロ!これ観なくても生きてく上で何の問題もない。いや、あまりにどうしようもない3名様を見て、『なんか私大丈夫かも』って妙な自信を持てるので、ある意味ヒーリングになるかもしれない。癒しですよ癒し。しかし、こんなん見て安心してるのは同じ穴のムジナっつー事で既に負け組なんですが。あ、気付いちゃった、そこ。







=======※以後ネタバレあり=======


私的に2がいまいちだったんで、3はどうかな〜〜って少し心配に思ってたんですけど、盛り返すどころか、越えちゃいましたね〜〜凄いぞ3は。あ、でも、2を好きって人も結構いるみたいなんで、あれはあれで面白いって感じる人が多いのかもしれないないですけどね〜。2は騒がしいというか、テンション高過ぎてついて行けない場面が一杯あったし、素で笑ってる部分が多くって私はそこで冷めちゃってちょっとのめり込めなかったんですよ。しか〜〜し、今回の3は練られてますよ〜〜あーこの3人はただの仲良しってだけじゃなく、俳優さんとして息が合ってんだなぁって。間が絶妙なんだわ。あと、3は映像としての仕掛けも多くってそこが新鮮でしたね〜。
もうね〜〜〜ミッキーが最高です。最高にウザい!!(笑)塚本君のビジュアルは最高にビューチフルなんですが、とにかく見た目から鬼ウザい!!!相変わらずどこの商店街で売ってる服だよ〜つか、日本に売ってんの?それっていう服装センスも健在。最初っからショッキングな服装で飛ばしてます。大中で売ってる中国帽みたいな目に悪そうな過激な色の柄の服です。うーわー。あと、あ〜〜お約束だな、そのオーバーオールとか(素敵タトゥー付)、10年位前に河村隆一が着てたっぽい服とか、林家ペーのようなハレーション確実のショッキングピンクジャケットとか、逆にちょっと新しいかもしんないデニムのベストとか、マスクメロン?みたいな服とか・・・・・・・・どれも絶妙です。それを全てサラっと着こなしてる塚本君。これを褒め言葉と言っていいのかどうかよく分かりませんが見事に着こなしております。イッツ!ミラクル。ミッキーの服見てるだけで楽しいのよホント。気付いたら「マジか!?」っと声に出してツッコむほど。(笑)あと、今回、ちょっとまっつんが普通の人っっぽいていうか、可愛いんですよ。まっつんはキャラが結構その時によってコロっと変わるなぁ。案外、可愛いな〜〜って思ってたら犯罪者ギリギリの雰囲気を醸し出してたり。不思議です。新たなまっつんを知ったって感じ。ジャンボは抑えた感じが良かったかな〜〜一番普通っぽいから損な役回りだけどね。ミッキーとまっつんがおかし過ぎるからねぇ。でも、あの普通な感覚っぽい人が居ると居ないで全然印象が変わるからなぁ。重要なんだよねぇジャンボって。
先に息詰まるほど爆笑した所って、#33『ミキ田一少年の事件簿』の悪のまっつんとジャンボの食っちゃ寝の宴の図なんですよ・・・・・・・あれでかよ!?って思った方一杯いるかも。(笑)自分でもレベル低いな〜〜って思いますもにょ。あそこでめちゃめちゃ笑いました。あとはプって含み笑いするものが多かったんですけど、#23の卑怯なオーバーオールに卑怯なタトゥーにも爆笑させて頂きました。今回はアレでぎゅっと掴まれましたね、ハートを。今回、一番のユルユル作品#25『あなたはスキーヤーです』も好きです。あまりにユルいっつーか投げっぱなしというか。でも、これが一番3名様っぽいかも。あと、絶妙なのが#26『盛り上がっちゃうなぁ・・・』。これは3人の演技が素晴らしい。凄い計算されてます。でも、ユルい。これ見て、塚本&佐藤&岡田の3名様凄いな〜〜って改めて思いましたもの。上手いわ〜〜。あれは3人を信頼してるからこそ出来る作品だろうなぁ。今回も監督が一番笑ってましたね。(inメイキング)楽しそうだよな〜〜監督。それと超大作の#33『ミキ田一少年の事件簿』が長いクセに最高にくだらない。(笑)いや、でもこれは長いこその笑いなのかなぁ〜〜ホント、くだらないです。ビックリするぐらいくだらないです。あ、でもミキ田一少年はちょっと可愛いって思ったかも。ウザいけど。(笑)エンディングも好きだなぁ。耳から離れないよ〜〜「サンメーッサンメーッ!らっしゃいらっしゃい!!」って。不覚にも「パンチングマシーンで肩を脱臼」で大爆笑。エンディングでまで笑わされました・・・・。

第4弾も楽しみだな〜〜〜夏頃かぁ。このぐらいのスタンスで出してくれると丁度良い感じですね。忘れた頃にあの脱力感再びみたいな。