最近観た映画。

今、邦画が非常に熱いです。とても良い作品ばかり。特にこの5月から7月辺りに公開される邦画は良作・話題作が目白押し。『タイヨウのうた』にヤラれて、しばらく頭が『タイヨウのうた』一色になるかと思っていた私は、今日、カウンターパンチを食らいました。『嫌われ松子の一生』に。これは観ないと損しますよ皆様。本当に沢山の人に観て欲しい映画です。素晴らしいよ邦画。万歳!ニッポンだ。

嫌われ松子の一生』 ★★★★☆

花よりもなほ』 ★★★☆

『イヌゴエ』 ★★★★

『南極日誌』 ★☆

ギミー・ヘブン』 ★☆

陽気なギャングが地球を回す』 ★★☆


もうね、『嫌われ松子の一生』で大号泣ですよ。まさか自分がここまで泣くとは・・・ってぐらい涙が止まりませんでした。でも、これも『タイヨウのうた』同様、嫌な涙じゃないの。悲しいっていうのとはちょっと違う。色んな感情の入り混じった涙でしたね。この映画は私的に良過ぎて、劇場にそのまま居残ってもう1回観てやろうかって思ったぐらい。これはもう1回観たい。是非、長期間やって欲しい映画。もう1回観たら、また違う感動があると思うんだ。私は中島監督の『下妻物語』も大好きなんですけど、この映画は違う次元でもうもう大好き。同じ監督の作品なのに、全く比べられないのよね。もう、本当に、観て見て!!
花よりもなほ』は一足先に観てきましたよ〜〜。うん、いい映画。是枝監督、きっちりと映画造ってた。ちょっと画に躍動感が無いんだけどね。でも、いい映画だった。役者は岡田准一含め、隙が無い布陣。誰もが良い演技してる。何より演じ手が楽しそうだわ。だから、もうちょっとメリハリっていうか、画に躍動感が欲しかったかも。役者が活き活きしてるのに、なんかね〜〜画が退屈なのよ。特に最初は退屈に感じたわ。でも、終わってみるといい映画だったな〜〜って。結構、伏線があったりして、ちゃんとストーリーになってるんですよね。後からじんわりくるっていうか。役者は全て魅力的だったけど、その中でも一番美味しいのは確実に加瀬亮。ありゃ、卑怯だ。(笑)加瀬亮ファンは這ってでも観に行って下さい。
『イヌゴエ』ってマイナーな映画だろうな〜〜。これね、突然、犬の声が聴こえちゃうようになった犬嫌いの主人公と犬との交流話っつーのかね。うーん、文字で説明するとつまんないかな。(汗)でもね、何故か犬の声がエンケン遠藤憲一)なの。関西弁なの。ソソるでしょ?(笑)も〜〜その設定だけで観たいって思った人いるでしょ?私がそう。でもね〜〜そういうオモシロ設定だけじゃなくって、凄くいい映画なんですよ。これも観て損無しだよ。決して爽やかな映画ではないのに、見終わった後の爽快感。地味〜〜なキャストも大正解。主人公の山本浩司柄本佑似)が凄くいいです。可愛い映画だな〜。
『南極日誌』についてはノーコメント・・・・・・にしたい。(泣)これ、結局、何が言いたい映画なのかサッパリ分かりませんでした。この映画、ナニ映画なのかもよー分からん。サスペンス?ホラー??ま、そんなカテゴリー分けはどうでもいいとして・・・・・・あんまり評判が良くないのは知ってたんで、なかなか食指が伸びなかったんですが、予想以上につまんなかったです。これ、ソン・ガンホにユ・ジテと俳優も凄くいいし、制作費も鬼掛かってると思うんだけど、どんだけ頑張ってもストーリーが面白くなかったらどうしようもないんだねーって。凄く、分かりきった事をはっきりと分からせてくれる映画でした。
その『南極日誌』と全く同様の感想が言えるのが、『ギミー・ヘブン』。江口洋介主演、『アナザー・ヘブン』に続くヘブンシリーズ第2弾映画★(嘘っぱち)えぐっちょに安藤君、宮崎あおいちゃん、松田兄・・・・・こんだけのコマを揃えて。邦画スキーには溜まらん布陣を揃えて・・・・・・よ〜もまぁ、こんだけ面白くない映画を作れるなぁと。あんね〜〜話の面白くない映画って、俳優殺しだね。特にサイコサスペンス物。どの俳優もも〜〜白々しい演技に見えてダメダメ。江口さんなんてこんな下手だっけ?って思うぐらいに白々しいもん。んで安藤君も超空回り、あの宮崎あおいちゃんが可愛くないって・・・・等々、なんてこった。よくもま〜〜こんだけの布陣をぶち壊す話を作るな〜〜〜って調べたら、脚本がね、今、『トップキャスター』を書いてらっしゃる坂元裕二様☆わぁ〜お!先に言ってよ〜〜〜!それなら『トップキャスター』見るつもりで観たのに。新作で借りなかったのに。
陽気なギャングが地球を回す』。これも俳優陣が邦画スキにはかなりツボですよね〜〜〜でーもーねー・・・・・なんだろう、このモヤモヤ感。なんつ〜のかな〜〜・・・・・映画をめっちゃ真剣に観ようって人には物足りないと思います。金の分、元取ったるで〜〜みたいな人は。テレビドラマを見る感覚で流し見で見ると面白いのかも。家で友達同士とかでワイワイ言いながら観るんなら楽しめるんじゃないかな。まずね、冒頭のプレステ2並のCGで、監督の画に対する拘りの無さがよく分かったのよね。も〜アレが全て物語ってんのかも。あの中途半端さが。やっぱ、映画は画なんだよね。大画面で見るもんなんだからさ。松田翔太君は可愛かったです。(報告)