『DOA/デッド・オア・アライブ(DEAD OR ALIVE)』

DOAデッド・オア・アライブ』 ★★★

製作国:アメリカ/ドイツ/イギリス 公開年:2007 配給:UIP 上映時間:86分
監督:コリー・ユン 脚本:J・F・ロートン
出演:デヴォン青木/ケイン・コスギ/ジェイミー・プレスリー/ホリー・ヴァランス/サラ・カーター/ナターシャ・マルテ/エリック・ロバーツ/他


映画好きだったら、こりゃ、絶対面白く無いわ、とまず避けて通ると思われるこの映画。そう、ケイン・コスギがいいともで女装したり、細木数子の番組であれこれ言われたりしながら、懸命に宣伝してたあの映画です。なので、あのポスターを見た人もいるでしょう。そして、これは見ねぇわ〜〜って思った人も沢山いるでしょう。
見るからにB級、いや、C級映画。いや、B級映画は大好きなんですが、どうもこの映画にはヤバ臭をプンプン感じたんですよね。これも『蒼き狼』の二の舞じゃないかって。自分の感覚を信じれば、これは絶対観てはいけないぞっと。しかし、『どろろ』を大絶賛していたツレ合いがどうしても観たい観たいと・・・・・・・・・・何でよりによってこんな一番避けたい映画を選ぶかな〜トコトン映画の趣味が合わないゼ。貴重な休みが勿体無いと、断固拒否していたのですが、何なら私の分の映画代も出すから付き合ってくれと言うので、タダだから観に行きました。いや、でもタダなのに「時間返せ!」って思った『蒼き狼』の件もあるし、本当は行きたくなかったんですけどね。めっちゃめちゃトラウマになってますあの映画。(苦笑)公開日まで言い続けてやるぞ〜〜『蒼き狼』はやめとけ〜〜観たら後悔すんぞ〜〜。

しかし・・・・・・・・・・・これが意外や意外、面白かったんですよ。いや、あんまりにバカ映画なんで星3つ以上の評価は付け辛いんだけど、かなり好きですこの映画。もっかい観てもいいじょ〜ってぐらい。私のアンテナなんてちっともアテになりゃせんわ。(笑)そうだな〜〜簡単に言うならスカッと爽やかバカ映画って感じですか。わ〜〜い!今からB級おバカ映画を観に行くぞ〜〜〜綺麗なネェちゃん観てウハウハするぞ〜〜〜!!っていう意気込みで観に行ったら、120%期待を裏切らないです。満足して帰って来れると思いますよ。バカ映画はバカ映画だし、内容もスッカラカンだし、ツッコみどころも満載なんだけど、その徹底したB級ぶりおバカぶりが悪くないんですよ。ホント思った以上に面白いんだって、これが。(笑)多分、あなたが想像する5倍は面白いと思いますよ、この映画。
ツレが買ったパンフ(パンフ買いやがったよ)で初めて知ったんですが、これって同名のゲーム(格闘ゲーム)が元になってたんだね。バイオといい、サイレントヒルといい、この映画といい日本のゲームは世界基準なんですなぁ・・・・・と変な所で感心したりして。んで、そんな名前の格ゲーがあったのを何となく記憶してたんですけど、ゲームのキャラとか全然知らないし、ゲームもやった事ないし・・・・・・・・しかし、この映画のキャラはそのゲームキャラを全く無視したキャスティングっつーのは、ビンビン感じました。だって、日本の格ゲーのヒロインがデヴォン青木って事ぁ無かろう。(笑)もっとキラキラって感じの如何にもアニメっぽいキャラじゃないのかな。しかし、デヴォンはデヴォンでとても可愛らしかったので良しでしょう。ちょっとドアップはキッツイ所がありましたが、まぁ、それもそれで良し(笑)デヴォンはもう一つのシャンルですから。
しかし、この映画ってめっちゃめちゃギャル映画なんですよねー。主要に活躍するのは、女ばっかり。それが揃いも揃ってめっちゃ強い。男性キャラはオマケって言うか・・・・・パセリにもならんヘタレばっかりです。ま、その揃いも揃ってヘタレっぷりも可愛かったんですがね。(ヘタレ超好き)んで、その綺麗で強い女性キャラが、皆、それぞれキャラが立ってて、性格もちょこちょこ可愛かったり。そこが萌え〜って感じ。演じてる女優さんも美人でスタイル抜群。特にクリスティ役の女優さんはシャラポワ藤原紀香のいいトコ取りみたいな別嬪さんでしたわ。スタイル抜群だしね。女の私でも見惚れちゃう。あと、ティナが可愛かったなぁ。んで、それぞれの格闘シーンもなかなかのもの。ケインは勿論だけど、他の俳優、女優もキレのいい動きをしてます。基本、ワイヤーアクションが多いけど、肉弾戦もスピード感あって見応えあるし。そんなアクション映画好きではないので、この映画のアクションが凄いか凄くないかはあんまり良く分かってないかもしれませんが、素人目には凄く良く見えたよー。オマケに『KILL BILL』ちっくな殺陣シーンがあったりね。もうとにかくサービス満点!何か良く分かんねーけど水着でビーチバレーも入れとけ〜〜みたいな、何でもアリのめっちゃごった煮。でも、このごった煮っぷりも楽しかったりね。
これ、女の立場で観ると、女がめっちゃ強くて大活躍するっていう内容にイエースイエーース!(@ハ−バルエッセンス)と興奮出来るし、男は綺麗なネェちゃんがくんずほぐれつ戦う姿にイエース!と鼻の下伸ばせるし・・・・・・・その辺のバランスもなかなか良く出来てるのよ。男でも女でも楽しめるようになってる。アラ、何だか大絶賛(笑)

いや、ホントこれが意外に面白いんですって。とにかく、バカ映画が好きなら大抵はイケる口ですよ、これ。あ、ヤベー、なんか感想書いてたらDVD欲しくなってきた。(大笑)あ〜〜一次の気の迷いであって欲しい。