最近観た映画。


今度、『東京タワー』の試写会に行って来ます。評判の良い作品なので楽しみ。あと、何気に『ゲゲゲの鬼太郎』も楽しみにしてます。(笑)

さくらん』 ★★★

ドリームガールズ』 ★★★☆


さくらんはちょっと★3つは甘いかな・・・・・・・とは思ったんですが、蜷川実花が初監督というのを考慮すると、次回作にも期待を込めてこの評価にしました。これ、映画として、それほど悪かないですよ。ただな〜〜土屋アンナがミスキャストだったかも。綺麗じゃないんだよね。土屋アンナ自身は綺麗だとは思うんですが、やっぱ日本髪とか和装に合って無いんだわ、顔が。それと、きよ葉が土屋アンナになる前の子役の時代に菅野美穂が登場するんだけど、その土屋アンナより先に登場する菅野美穂がおっそろしく綺麗で、しかもかなり体当たりな演技をかまして下さるんで、映画の中では完全に見劣りしちゃってんだよね。霞んじゃってたわ。この映画の菅野美穂めっちゃめちゃ綺麗ですもん。んで、凄い事して下さってるんで、その菅野美穂を観るだけでこの映画を観る価値十分あるわ。それに負けじと木村佳乃はんも体当たりかましてはります。私、木村佳乃って演技は良いと思えても、綺麗と思った事が一回も無いんですが、(酷)その木村さんのが土屋アンナより綺麗に見えましたもんねぇ。なかなか色っぽかったでやんす。それでも残念ながら綺麗とは思えなかったですが。(苦笑)土屋アンナはね〜〜テレビとか雑誌で見るとそうも感じないんだけど、やっぱ外人顔なんだわ。外人の子供顔だよね。ハリウッドの子役に居そうあんな顔。日本人がどう頑張っても金髪が似合わないのと一緒で、外人に日本髪や和装はやっぱ違和感があるんですよ。その違和感がず〜〜〜っと観てる間ず〜っと付き纏ってました。これ、土屋アンナが演じるきよ葉の一生を描いた物語なんで、土屋アンナが出ずっぱりなんですよね。でも、その土屋アンナが花魁と持て囃される魅力的な女に見えないんだよなぁ。それと演技もイマイチに感じたし。彼女の泣く演技は絶品なんですけどね。どうもな〜威勢の良い所も思いっきりが足りない感じだったし、かといって品がある訳でもないし。そうなるとさ、もし菅野美穂がきよ葉で、菅野美穂が演じてた役を鈴木京香でもやってたらとか思っちゃう訳さ・・・・・・・う〜〜わ〜〜〜すっごい超観たい!!でも、それじゃ、蜷川実花の描きたい世界観の映画では無くなるだろうし、読んでないですが、原作の空気ともそぐわないんではと思ったりします。それに菅野美穂だと青臭さが無いんだよね。その青臭さって部分では土屋アンナのきよ葉は良かったと思います。菅野美穂鈴木京香だったら、五社英雄とかに撮らせて、2人ともガンガン脱いで〜みたいな作品で観たいな。ひっさしぶりにそんなめっちゃ泥臭い時代劇映画観たいな〜〜・・・・・・って話がずれたずれた。ま、この映画は時代劇では無いんだわ。時代劇の設定や要素を取り入れたパラレルワールドってとこかな。だから時代考証とかそういうのが気になっちゃう人には受け入れ難い作品だろうね。そういうの気にしない〜っと軽い感じで見れば、ストーリーも分かり易く進むし、女同士のいざこざも不快には描かれてないし、するっと観れるんではないかな。鮮やかな映像といい、全てがライトな感覚なんですよね。でも、それを徹底的に貫いてるので、悪かないんですよ。ただ、やっぱ映画を撮り慣れてないからか、鮮やかな色調の衣装やセットも奥行きが無いというか、止まって見えるんですよね。動きが薄いっつーのか。それはちょいと残念ではあるけど、次回作を期待出来るぐらいの手腕は蜷川実花にはあると思いました。あ、そうそう、『悪夢探偵』に続き、今回も安藤政信はなかなか美味しい役でした。つか、男優でまともに作品の軸になってるのは安藤政信くらいかな〜。あとは誰がやってもあまり変わり映えの無いような。(苦笑)それでも、『アンフェア』よりは椎名桔平成宮寛貴もこっちのがマシだと思います。あ、めちゃめちゃチョイ役で大森南朋が出て来たんだけど、ああいうタダの賑やかしの為だけに有名俳優を使うのは私は嫌いだなっと。あれ、私が大森さん好きだからギリギリ分かったけど、普通に観てたら大抵の人は見過ごすと思うわ。勿体無いでしょ。あと小栗旬もね。ああいう使い方を贅沢とは思えませんな。それと、古厩智之監督の名前を発見したんだけど、私は顔を知ってるのに、全く分かりませんでした。勿体無いっっつーねん。


ドリームガールズ。これ、思いっきりミュージカル映画だったんですけど、ミュージカル嫌いの私でもかなり楽しんで見れました。途中、しつこいお腹一杯〜なシーンもあったんですけどね。いつまで歌っとるんだと。そんな風に歌のしつこさに引く部分はあったけど、でも、この映画は歌が素晴らしいんですよ。アカデミー助演女優のジェニファー・ハドソンは勿論、素晴らしい歌唱力なんだけど、エディ・マーフィーの歌の上手さにビックリしましたよ。これ、私としてはエディーにも賞取って欲しかったなぁ。歌も演技も凄く良かったもん。エディー以外のジェイミー・フォックスとか、ドリームガールズのメンバーとかどれもこれも歌がめっちゃ上手くって、聴いてるだけでワクワクするぐらい。んで、ビヨンセ!!あ、映画に出る時はビヨンセ・ノウルズか。ビヨンセがもうもう超綺麗でね。ビヨンセ萌え〜ですわ。めっちゃ綺麗だし、色っぽいしね。歌はね、歌があまり上手くないって役だったから、その上手さは映画ではあまり活かせてなかったんだけど、でも、すんごいビヨンセの底力を感じた。あんなに綺麗なのに、歌は激ウマだわ、演技もしっかり出来るわ、踊れるわ・・・・・・・もう、素直に感嘆ですわよ。あんな人、日本には絶対居ない。アメリカっていう、エンターテイメント大国っつーか、色んな人種がいて、色んなエンターテイメントで一攫千金を狙えるという土壌があればこそだろうね。幼い頃からしっかりとレッスンとか受けて、磨き上げられたもんなんだろうなぁ。日本は歌は歌!演技は演技!ってジャンル分けが厳しくて、歌手が演技をするだとか、俳優が歌を歌うとかに対して、嫌悪感を持ったりするぐらいだから。(苦笑)そういう体質なんで、この手の映画は難しかろうなぁ。まぁ、邦画には邦画の良さがあるしね。ストーリーはまるでダイジェストのようにサクサクって進んでいくんだけど、これがダイジェストやんけ!とか説明不足やんけ!とかキャラの心情がうんたら〜とか全然感じないんですよね。それは歌があるからだろうなぁ。歌ってやっぱそれだけで、盛り上がるんですよね。場が持つっていうか、あれこれ説明が無くっても、歌があってそこで心情が分かれば、もうそれで十分。これ、観てる時に、『嫌われ松子の一生』の事が頭に過ぎったのね。あれもめっちゃサクサクと話が進むんだけど、ミュージカル仕立てな部分があったんで気にならなかったの。『タイヨウのうた』もYUIの歌があったから、極シンプルなストーリーに出来たんだろうね。歌のパワーって凄いな〜〜って感心させられた。アカデミー賞女優のジャニファー・ハドソン。美味しい役だから、取れたってのは若干あるかもしれないけど、(元々、原作のミュージカルではジャニファー・ハドソンの役が主役らしいし)素晴らしい歌唱力だし、んで、ちょっとおデブちゃん入ってるんだけど、仕草とか凄く可愛いんですよね。彼女自身のキャラクター性なのかな?とてもユーモアもあるし。途中で彼女が演じるエフィがめっちゃウザくなるんですが、ジェニファー・ハドソンだから許せたかな。ただ、ジャニファー・ハドソンがアカデミー賞なら、やっぱエディ・マーフィにも取って欲しかったな。あと、映画の主役と言えるジェイミー・フォックスの役があまり魅力的に描かれておらず、勿体無かった。まぁ、この映画は題名通り、ドリームガールズが主役なんでそれでいいのかなぁ。