春ドラマいろいろ②


今期は1話よりも2話の方が面白いってドラマが多いですね。冬に比べて視聴率は低調のようですが、私は春の方が見応えありますね。『バンビーノ!』も2話の方が厨房の料理人達にプロらしさを感じたし、全体に見易かったです。暴落してた松潤株も上昇して参りました。ただ、このドラマってめっちゃ演出が気になるんですよね。そんな大した事ではない事を随分と仰々しく見せたり(手長エビを素早く出せたごときで、何故あんなに厨房の空気が止まるほど凄い事に描くんだ?)、あのさぶいサブタイトルの挿入も、そのせいで先が読めてしまって、興醒めもいい所。何か、他と差を付けようと、変わった演出をしてるのかもしれませんが、裏目に出てるんじゃないかな。こういう料理モノのサクセスストーリーは、直球に主人公の頑張りを描いて、そんで料理が美味そうに見えたらそれでいいんだと思いますがね。

時効警察

1、2話見ました。これはこのまま全部見るだろうし、DVDに焼いて保存もするでしょう。良くも悪くも前回とまるで雰囲気が変わらない。んで、今回も相変わらず、各話毎の出来の格差が激しそう。ちなみに1、2話とも、ドラマとして考えると決していい出来とは言えませんけどね。特に1話のストーリーのお粗末さは、脚本だけで見ると、今期のドラマの最低レベルって言っていいかもしんない。(苦笑)『時効警察』って世界のマジックに掛かってない人が見ると、こんなもんのどこが面白いんじゃボケーってなってもしょうがないかも。好きな人にはあのお粗末さもくだらなさも堪らないんですけど、私はこのドラマを面白くないって人の気持ちも痛いほど分かるんですよ。このドラマ、時効になった事件の謎を解くって設定ですが、決して、推理で見るドラマとは違いますからね。完全に小ネタとキャラ萌えで見るドラマ。逆にこんな偏ったドラマが市民権を得て世間でクローズアップされてんのがおかしくてしょうがない。皆、本当に面白いと思って見てんのかー?って。ファンの私ですら疑問に思う程、そんなに世間に受け入れられる内容じゃないんだよなぁ。こんなくだらないの楽しめる人間が沢山居るのなら日本は平和だなーって思いますが。『時効警察』がブランド化されてしまったんで、どうもドラマとして判断し辛いなぁ。誰でも前評判で「めっちゃ面白い!」って言われたら、そういう体勢で見ますもんね。んで、結果、面白いって言われてるから、面白く感じるって人も多いですよ。だから、何も情報が無い状況で、初めてこのドラマを見て、面白く感じるって人がどんだけ居るのかね〜〜?ってちょいと疑問。いーやー、別に『時効警察』の人気が出たからって、「前までみたいに知る人ぞ知るみたいなマイナーな感じが良かったのに〜〜」なんては思いません。私は、メジャーになったら途端に冷めるというような、そんな感度の良いアンテナは持ち合わせておりませんもの。こういうのって流行り物に弱い人に多いからね。『時効警察』はこのままで突っ走ってくれたらいいんですが、(このスタッフなら、間違ってもこのドラマをゴールデンタイムで放送しようとは思うまいて)ただ、この手の亜流が増えないかが心配。『時効警察』は色んな条件が重なって奇跡的に良い方向に向いたドラマだと思うので、これと似たような物をやろうとしたら、確実に失敗しそう。主演がオダギリジョー麻生久美子麻生久美子はともかく、オダジョは映画畑ではあるけど、茶の間にも馴染みの深い人物。そして、多方面で活躍しているオダジョだからこそ、映画や舞台などのアングラ系のスタッフが終結出来たんだろうし、マニアックに行き過ぎないギリギリの線を保てているのでは。これが例えば、浅野忠信とか安藤政信では、茶の間に馴染みが薄過ぎて、本当に一部のマニアックな人にしか受け入れられなかっただろうけど、(昔やった『濱マイク』はこれで失敗したんだと思う)、テレビや映画という枠の上を絶妙なバランスで立ってるオダギリジョーだからこそ、この不思議なバランスが保ててるんだと。これはオダギリジョーっていう存在だから成し得るマジックですな。三木聡が茶の間に受け入れられるとは到底思えないもん。(笑)私は、三木聡とか、クドカンとかの小ネタは大好きなんですが、堤幸彦の小ネタは苦手。故に『トリック』は殆ど見た事ないんです。興味無い人にはどの小ネタも同じように見えるんだろうけど、小さな小さな違いが大きく変わるんですよ。そんだけ、小ネタって間口が狭い。だから、『時効警察』ってドラマがこんなに世間に認知されてるのがやっぱ不思議でしょうがないな〜。ま、また一年後には続編が作られるでしょ。

孤独の賭け〜愛しき人よ〜

裏の『わたしたちの教科書』をリアルで見てるので、1、2話を録画してました。で、この前、やっと重い腰を上げて見たんですが、15分保ちませんでした。無理っす!ネタと割り切っても限界あるっす!!つー訳で正味10分でリタイア。ハセキョーすげー破壊力。

わたしたちの教科書

く、暗い・・・・・志田未来ちゃんがもう死んじゃってるだけに、先に真のハッピーエンドは待っていないのよねぇ。これは学校の中の腐敗を暴いて再生していくストーリーなのかな?まだ、学校部分の描写はヤバそうな教師達のヤバそうな情景ばっかりだよね。生徒側は全くと言っていいほど描かれてない。んで、その学校と敵対していくのが菅野美穂なんですね。この弁護士である菅野美穂が決して正義では無いのは面白いと思う。ただ、どうもその『正義ならぬ弁護士』が学校の内情を暴いていくというワンアイデアのみで無理矢理乗り切ってくっぽい感じがプンプンするんですが。この脚本で人間の闇の心理が上手く描けるのかちょいと不安。ここをしっかりと描かないと興醒めもいいところ。なんか大風呂敷を敷いただけで終わってしまいそうな予感も。その辺がいい加減に感じだしたら見るのやめそう。基本的にこういう学園物の暗い話は好きじゃないし。重く暗い話の中に伊藤淳史の存在はかなりの救い。彼が居るだけで安らげる。究極の癒し系だと思いますわ。俳優的にも役柄的にも、菅野美穂とのバランスがいいの。これはいいキャスティングだと思ったな。チビノリダー(※私の中で伊藤淳史電車男ではなくいつまでもチビノリダーです)が重宝されるの分かる気がするなぁ。あのポジションであれだけ演技が出来る若手っていない。さすがに谷原章介は連投し過ぎか。そんだけ仕事のオファーが絶えないんだろうけど、ちょっと休め。(笑)

生徒諸君!

やっぱり、なんで今更、『生徒諸君!!』・・・・・・・・で、なんで今更、内山理名が主役??・・・・・・・・また、堀北真希が事務所の先輩のサポートで可哀相〜・・・・・・黒木メイサが友情出演って、スウィートパワー総動員かよ!?とかそういう余計な部分が気になってしまうドラマ。ちゃんと見れてません。内山理名の演技がコントみたい。そこばっか印象に残ってますが、渡邊陸月の脚本の割には全然マシな本だったんじゃないでしょうか。絶対、足引っ張ると思ってたのに。(笑)あ〜いうステレオタイプな話だと書けるんだな、きっと。

ホテリアー

ペ様って実は大した事ないんじゃね?っていうのをドラマの中でも視聴率でも証明してくれたんで、その功績は称えたい。全体的に悪くは無いんだけど、付き纏う安いイメージ。上戸彩はあの役に合って無いよね。まだ、高校生でもいけそうだもん、彼女。