夏ドラマ パート4


夏ドラマはあまり期待していなかった『パパとムスメの7日間』と『ホタルノヒカリ』が面白いですね。パパムスは3話まで見ても安定して面白いし、ホタルのヒカリも同じく。この2本は最後まで見続けられそうです。特にパパムスはオープニングの舘ひろしがセーラー服姿になる一瞬をコマ送りで確認してしまうぐらいにハマっています。(笑)でも、2話見逃したんだよね〜。まさか帰宅が10時過ぎるなんて思ってなかったから予約してなかったんだわ・・・・・。


『受験の神様』。思ってたよりも悪くなかったです。山口達也君のパパ役も違和感は無かったし、子役の子もよくドラマに出ている馴染みの子なんで安心して見れるしね。この2人の父子関係がほんわかしてるんで気軽に見れる感じ。その他子供の同級生の親達もなかなか個性派を揃えていて面白いし。ただ、サイボーグみたいな成海璃子ちゃんがちょっとネックかもしんない。彼女、物凄く大人びた容姿で割りととっつき難い感じの美人顔なんですけど、その彼女がああも感情の無い、可愛げのない非道な天才中学生というのは、あまりに見た目にピッタリ過ぎて、ちょっとシャレにならんっつーのか・・・・・・・・・・見ててムカつくんだよね。(苦笑)ちょっと『女王の教室』風なのかなぁ。あれは天海祐希が立派な大人で、生徒の壁になる存在だから許された非道さだったけど、こっちは中学生だからなぁ。まぁ、この受験マシーンがあの父子を通して、徐々に感情を取り戻して行くっていう話なのかもしれないけど・・・・・・・・・・でも、図書館でいきなりビンタは無いなぁ。ちょっと菅原道子の描き方が悪過ぎる気も。もうちょっと可愛げないと見ててしんどいぞと。しかし、一番の問題が私はこの手の題材に全く興味無いって事かなー。しばらく様子見。

ホタルノヒカリはこれまたマンガ原作。本当にマンガ原作モノが多いよな〜〜。別にドラマが面白ければマンガ原作だろうが何だろうがいいんですけどね。原作の存在は知ってるけども読んだ事がない。原作者のひうらさとるってむか〜〜し、むかし『なかよし』で漫画描いてたな〜・・・・って書くと思いきり歳がバレますなぁ。確か『ぽーきゅパイン』ってマンガがあって好きだったんだよなぁ。・・・・・・・・・・しかし、あまりに記憶の彼方でタイトルも合ってるか、しかもひうらさとるが本当にそのマンガを描いてたのかも自信がありませんが。(調べろよ)あ、ドラマの話。二十代で恋愛に興味を持たない、社会人としては一見普通を装っているが家では自堕落な生活を満喫している『干物女』に綾瀬はるかっつーのは可愛過ぎるんじゃないかと思ったんだけど、これは可愛い人がやるから笑えるんだろうなって思い直しました。このドラマの綾瀬はるかが凄く可愛い。今まで彼女にそんなに興味無かったんだけど、このドラマのホタル役は萌えーですわ。綾瀬はるか独特のポンワーとしたぼやけた雰囲気に、干物女ってミスマッチングが逆に面白味になってるんだよね。今の時代、結構、この干物女って種類の女子は多いと思うんだよなー。自覚してるのもいれば、自覚してないのまで。んで、干物女までは行かなくとも、そういう部分は何となく分かる・・・・・って人は沢山いると思う。今、圧倒的に男子より女子のが恋愛を面倒臭がってる人口が多い気がするんですけどね。ごく普通の人に限ってね。だから共感出来る人口は、巨乳コンプレックスの『山おんな壁おんな』に比べたら、圧倒的に多いと思うんですよね。まず、ここがこのドラマの成功のポイントの一つかも。それとさすが日テレ、お仕事ドラマとしても割と抜かりがないしね。そんなにお仕事をバリバリ描いてはいないけど、要所要所を押さえてある。あの『失敗は成功の元』ファイルも、何となく分かってはいるけども、目から鱗っつーか、「そうだよなー」って改めて感心させられたし、そこからマコトの仕事が上手くいったのも説得力あったしね。日テレはこういう女性メインのお仕事系ドラマを作るのホント上手いよなー。脚本的にはちょっと無理な展開があったり、キャラクターの行動に疑問を持ったりする所もあるけど、まぁ、概ね好感触かなー。主役の綾瀬はるかが魅力的なのと、その綾瀬はるか藤木直人とのやり取りが面白いのでそこで十分楽しめるし。あと、続きが気になる要素が多いのもいい。マコトとホタルの恋愛の進展も気になるけど、やっぱホタルと部長の関係の変化が凄く気になるんですよね。この先、恋愛を意識した関係になるのは間違いないだろうけど、それが物語のどの辺りからどういったきっかけで変わるのかがね。恋愛意識の無い2人のやり取りが凄く面白いので、あまりに早くお互いに意識しだすと面白さが半減しそうだからそこは上手く描いて欲しいな。あと、部長の夫婦の問題とかね。ホタルと部長の回りの人は二ツ木さんが色んな意味でふざけてて面白いけど、それ以外がちょっと魅力に乏しいかも。マコト君役の人、凄く男前だとは思うんだけど、演技がいまいちだし、あんまりに無表情で全然ときめかない。あれならイブキさん(渋江譲二)が相手のが私は何百倍もときめくけどなぁ。(苦笑)十分男前だしさ。イブキさん、居ても居なくても全然問題ないのが悲しい所。(泣)せめて『ハケンの品格』の時の勝地涼君ぐらいには扱ってあげて・・・・・あれも勿体無い使い方だったけども。あと、国仲涼子がちょっとミスキャストだよなー。これは国仲涼子の演技が悪いってのとちょっと違うような気がするんだけど、ホタルとの関係性が国仲ちゃんではハッキリしないんだよなぁ。ホタルより年上なのか年下なのかもドラマ中では曖昧に描かれてんだけど、国仲ちゃんのがどう見ても年上にしか見えないし。でも会社の力関係ではホタルの方が上みたいだし・・・・・・ややこしい。あと国仲涼子って美人なんだけど地味だから(同じ属性に吹石一恵綾瀬はるかよりも素敵女子に見えないんだよなー。あんま仕事出来るようにも見えないし。もっと綾瀬はるかより俄然若いか、それとももっと男好きがする感じとか、そういう人が演じた方がいいと思うんだけども。ま、綾瀬はるかがあの役をするにはちょっと若過ぎるって気もするけども。あとの武田真治とか板谷由夏は様子見かな。板谷由夏はあまりに同じ役が続き過ぎな気も。ああいう役がハマる女優が少ないってせいもあるのかなぁ。

パパとムスメの7日間。これはもうキャスティング勝ちだろうな〜。舘ひろし新垣結衣っていう主役2人のおかげで元々良く出来た話が更に倍増して面白くなってる。これはまずストーリー運びがめちゃめちゃ上手い!原作があるからその原作が良く出来た話なのかもしんないけど、私、このドラマ見た後に真っ先に調べたのが脚本家の名前だったんですよね。荒井修子・・・・・なーんか見た事ある名前だなぁと。そしたら私が大好きな『弁護士のくず』書いてた人だー。あ、でも、1話でリタイヤした『きらきら研修医』も書いてる・・・・・・・まぁ、でもこの名前は覚えておこうっと。演出は『吾輩は主婦である。』の磯山組・高成麻敏子なんでコメディはお手の物。この人の演出は安心して見れる。私は好きです。やっぱねーこのドラマは舘ひろし新垣結衣の対比がいいんだろうね。舘ひろしのゴツゴツした、いかにも男って感じの容姿と新垣結衣の爽やかで可愛らしい、いかにも女の子らしい容姿があってこそ。やっぱ見た目は大事。んでこの話にピッタリな2人が凄く役を掴んで楽しそうに演じてるから見てて気持ちいいんですよね。舘ひろしはコメディが抜群に上手い人だしなぁ。この人、ムラがあるっていうか、合わない役をやる時はとことん酷いけど、でもハマると凄く良いんだよなぁ。昔、『あぶない刑事』の頃、舘ひろし柴田恭兵を見て、この人達は笑いを分かってるなぁ、と小学生や中学生ぐらいで偉そうに思ってたもんだ。(笑)ホント笑いの間をちゃーんと分かっててやってるんだよなぁ。で、新垣結衣はとにかく可愛いと。正直、ぎこちない父親演技なんだけど、それがまぁ、何だか可愛いし、あの役をやるのにはまるでお手本みたいにピッタリの見た目なのでそれだけで十分。あと、舘ひろしとの掛け合いがバッチリだしね。コメディは何つってもキャラクター同士の掛け合いが面白くないと。あと佐田真由美がいい。パパを狙う不倫女で、麻生祐未扮するママに挑発的な態度を取ったりと嫌な行動を取ったりもするんだけど、不思議とムカつかないの。何か物凄い美人だけどあんま色気が無いからかな〜?ちょっと男っぽいからか、「この女やるな・・・」ぐらいの感じで済んじゃうんだよね。あ、ジメジメっぽさが皆無なんだ佐田真由美には。んで、麻生祐未もいいよね。本当にあんなお母さんいそうだもんな〜。あのお母さんがとっても呑気で優しい雰囲気だから、このドラマを安心して笑って見てられるんだろうな。不倫の件も、多分、嫌な感じにはならないだろうなって。あと八嶋智人の役がいいね。あの八嶋智人の持つ胡散臭さを最大限に活かした上で、凄く自然にいい奴に仕上がってるし。NEWSの加藤成亮君は『カクレカラクリ』の時には卒倒するほど演技がアレで、あの平岡君ですら上手く見えるってぐらいに凄まじいものを見せてくれたんですが、ちょっとマシになったかな・・・・・・・・・・?彼の見た目っつーか、雰囲気はめちゃくちゃ好みなんだけどな〜。ま、加藤君はしばらくあんまり喋らない役の方がいいだろうね。(苦笑)このドラマ、とても地に足着いてるっていうか、父親と娘の意識が入れ替わるって超有り得ないんだけど、それぞれのキャラクターはちょっとその辺に居そうな割りと普通の人達で、キャラクター設定に無理がない。ストーリーも、細かい部分があるある〜って感じ。父娘が入れ替わるって有り得ない設定以外は上手い具合にリアルなんですよ。父娘が入れ替わってすぐの時に映画『転校生』の階段落ちをそのまんま実行しようとするとかさ。あれ、ああいう立場になったらうっかりやっちゃいそうだよね。(笑)そして、ストーリー運びが全然奇をてらってなくて思いきり先も読めるんだけど、パパの目線から見た娘の世界とムスメの世界から見た父親の世界の描き方がとても上手くて、しかもそれぞれが入れ替わった事で色んな事が上手い具合に進んでいくのでそこが気持ちいいんだな。本当に安心して見てられるドラマだな。そんで面白いんだから、このドラマいいですね。今期で一番好き。いや、今年に入って一番か二番に好きなドラマかもしんない。でも、2話を見逃しちゃった・・・・・・・めちゃめちゃ悔しいなぁ。このドラマ、世界陸上の影響で、タイトル通りに7話しか無いらしいんで、2話を見逃したのが益々悔しいわ。中だるみも無くて済みそう。面白くないのにダラダラと10、11話も続くドラマが多い中でこの短さは潔いですね。これはもう最後まで絶対見逃さないぞ〜。


今期は4月に比べたら、視聴率に苦戦してるドラマは少ない感じがするんですが、『花ざかりの君たちへ』とか『山田太郎ものがたり』とか『女帝』とか、まぁ、ネタとして見ればそれなりに面白いんだけど、こういうドラマのが今は視聴率取っちゃうってのが何か複雑だな・・・・・・・・・・・いや、別に面白ければ何でもいいんだけどさ。でも、今後、益々、安易な企画でドラマが作られそうでそれが嫌なんだなぁ。正直、ここ何年かのドラマって、もし有料だったら、通しで全部見ようと思うドラマって1年に4、5本ぐらいしか無いかも。ながら見で適当に見れるから見るけど・・・・・・っていうね。そういうドラマの方がウケるっていうのは、視聴者にも問題あるのかもしれないけど。
あと、ドラマに出てくる人達も新鮮味が無いっつーか、大手事務所の押してる人が役に合う合わない関係なく無理矢理主役になってる感じがして。なんかこれから益々面白いドラマが少なくなりそうで何だかなぁと思う次第です。もうちょっとドラマ枠を減らして(特に時間帯が被るもの)じっくりと作って欲しい。まずは、作品ありきで。