秋ドラマ ①

もう秋のドラマも中盤戦。ストーリー的にとっくに折り返し地点を過ぎたドラマもありますね〜。私は今の所、全話視聴してるのは、『ジャッジ2〜島の裁判官奮闘記』、『ギラギラ』、『ブラッディ・マンデイ』、『流星の絆』、『ROOM OF KING』、『小児救命』ですが、真剣に見てるのは、『ジャッジ2〜島の裁判官奮闘記』だけです。あとは、真剣に見ずに流し見状態だったり、録画が溜まったまんまだったりして。『オー!マイ・ガール!!』、『サラリーマン金太郎』、『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』は初回から見ませんでした。初回のみの視聴は『セレブと貧乏太郎』、『OLにっぽん』、『イノセント・ラヴ 』。2、3回見てるうちに脱落しちゃったのがその他です。故・緒形拳をもってしても『風のガーデン』は無理でした・・・・・・・キモイぞ、倉本聰

OLにっぽんは何でこんな企画を通しちゃったんだろうな〜〜って。キャストもスタッフも割りといいトコ揃えてんのにね。阿部サダヲだって出てるし。サダヲ目当てで初回見たけどこれがキツかった。別にわざわざ日本と中国を比較材料にして、OL職業モノなんてやらなくってもいいと思うんだよなぁ。リスクが高過ぎるよ。これって下手すると国民感情のデリケートな部分を逆撫でするようなハードルの高いテーマですよね。こんなハードルの高いものやるんなら、よっぽどクオリティが高くないと。しかも相手は北京オリンピックで何かと物議を醸した中国。んで、このドラマは、ワザとか?って聞き返したくなるほど日本人の神経逆撫でまくり。(笑)日本人だって勤勉な奴は勤勉だし、中国人だって怠け者は怠け者だしね〜〜。そんな国民一括りで見られてもね〜〜。1話を見た限りじゃ、日本人が怠け者だから、中国人にどんどん仕事を奪われるんだよ〜んって言われてるように感じました。この日本中が不景気で就職難の時期に何と言うチャレンジ精神。このドラマがどういった流れでそんな自らを千尋の谷に落とすような自滅行為に及んだのか、誰がこんな企画で、こんな話の構成を通したのか。1クールに1、2本、芯から企画意図が不明な作品ってありますが、これは正にそう。1話で脱落〜。チームバチスタの栄光これも何で今更ドラマ化?ってのは正直あって、企画意図に疑問があったんですよ。映画はそれなりの形で成功を収めていたんですしね。あと、全10話もある連続ドラマでするような内容とはとても思えなかった。そしたら、そういう意見が多いからなのか、放送前に、「ドラマは原作や映画とは結末を変えます、犯人を変えます」的な煽りを入れて来ちゃいました。これまた無謀やのーと。医学博士の原作者が作った医療の中でも格段に精密なバチスタ手術内で起こる殺人のトリックやら犯人を変えるってか?犯人変えるって話の根底から覆るじゃないの。そんなもんオリジナル作るより難しいやないか〜いって、ま〜ハッタリだと思ってますけどね。映画観てるので、犯人は知ってるんですが、それに共犯をくっつけるとか、違う動機を作るとか、そのぐらいでしょう。んで、結局、2話、3話ぐらいまで見たんだけど、映画を見て筋は知ってるので、テンポが物凄く鈍く感じちゃったのよね。肉付け部分にさほど魅力を感じないし、そんなに興味のあるキャストが居なかったので、見るの止めました。私みたいな人って多いんじゃないかな〜〜。そして、その原作と違うという最終回だけはチェックしてやろうっていう私みたいな人間もこれまた多いんじゃなかろうか。まぁ、この際、オチを後でネットで知ってもいいんですが。

イノセント・ラヴ。「ラブ」じゃないんだ・・・・・「ラヴ」なんだ。これは放送前から色んな噂が飛び交ってましたよね〜。誰それに主演を依頼してたのを断られて、急ごしらえの企画で・・・・・・・・・みたいなの。ま、この辺の噂話なんて真相は一部の人間にしか分からんのでどうでもいいんですが、やっぱキャスト優先なんだなぁって。特に月9なんてのは、まず、キャストを決めて、そっから題材探しなんだろうね。だから、そのキャストが下りたりしたら、一からやり直しになっちゃうんだろうなぁ。でも、そういうドラマの作り方、そろそろ変えなきゃいけない時期に来てるんじゃないかしらん。もう、この人だから数字が取れるなんていう鉄板はないと思うんだよね。人気のある人だって、その一般に浸透してるイメージから外れると、途端に、集客力がなくなるんだし。結局、その出演者でどんな企画が見たいかっていうのが上手く合致している上で、脚本が優れてる物がヒットするんだろうね。私が書いてる事って普通に当たり前の事なんだけど、最近の月9にこの普通の事が出来てる作品ってあったかなー?織田さんが教師だったり木村さんが総理だったり、一見、企画は面白そうでいて、その中身は視聴者が全然求めていない物でガッカリ・・・・みたいなの。あ、『イノセント・ラヴ』の話。今回の月9は『ラスト・フレンズ』のスタッフって事で端から期待はしてなかったんですが、1話見て、もう、お腹一杯になりましたわ。あの見るからに中身のない引っ張りは、もう、えぇっつーの。根本的に社会的常識を逸脱した人間ばかりで開いた口が塞がらない。それを普通の人間として描いてんだもんなぁ。脚本家は、相当、行き当たりばったりで書いてんだろうな〜。キャラクターに無茶苦茶な行動を取らせないと話を進められないんだろうなぁ・・・・・出演者には同情せざるを得ないねぇ。堀北真希はせっかく順調に仕事してたのに勿体無い・・・・・・・・・・・・彼女は映画の方が光ると思うなぁ。

ツッコミ所満載で楽しい『ギラギラ』。この平成の世の中に、まだ、殴り合った男子2人が大の字に寝転がり宙を見上げて「お前には負けたゼ・・・」的な台詞を吐く姿が見れるとは。しかも本気と書いてガチ。このドラマ、夜のホストの世界を描く成り上がりお水系ドラマと見せかけておいて、根本は熱血教師モノ。極道な先生ならぬ、ホストな先生『ほすせん』とでも言うべきか。コウヘイ先生による熱血指導を受けて若い生徒達が真のホストに成長してゆく熱血青春モノなんだなーと思っちょります。しかし、あまりに昭和な展開に、んなアホなーと思わず口に出しつつも、徹底したネタドラマぶりは嫌いじゃないです。むしろほのぼのとした目で見てます。最初は全て同じに見えた生徒達(違)も段々見分けがつくようになって来ました。ただ、洋画にて黒人が4人ぐらい一気に出てきても区別がつく自信がある私ですが、メインのホスト君(三浦翔平)とイーグルさんの見分けが未だ全くつきません。今でも結婚して九州行ったイーグルさんがホストを続けてるように見えて困ります。このドラマはF4の彼といい、コウヘイ先生に破れて改心すると都落ちしないといけないお約束なのか。ならば平泉成は海外逃亡か?とにかく三浦翔平とルーキーズの湯船、私にはあの2人が全く同じ顔に見えるでござる。区別がつかないニャー。マーク・パンサーっぽい子は何とか顔を覚えました。心の中でマークと呼んでます。(迷惑)喧嘩して宙を仰いでたガテン系の兄ちゃんも特徴的なので大丈夫。あと、唯一、俳優として知っていた崎本大海君はあんなに美しく演技もしっかり出来るのになかなかブレイクしてくんないねーとか個人的不満を。このドラマ、オバチャンの若い子の顔面記憶リハビリには向いてます。『ごくせん』はすぐ脱落したからなー。一年ぐらい前からドラマ見てると必ず顔を見る真矢みきは、いつでもどこでも口調が一緒やのー。サロンパスかなんだかのCMで「この痛みとっても辛いの」っつってるのと一緒やのー。何か怒られてるみたいな気分にさせられますね、彼女の口調は。ドMな男には堪らんかと。芦名星出過ぎやのーとか気になるとこは一杯ありますが、佐々木蔵之介の初主演がそれなりの成功を迎えられて本当に良かったなと。でも、この成功は俳優の佐々木蔵之介にとっては、スキルのプラスにもならんなぁと。こういうお水系ドラマって一発モノっつーか別物で、俳優のステップアップにはならないんだよね。ただ、佐々木蔵之介ぐらい地位を確立してる人なら、これでイメージは変わらないし、連ドラ主演って箔が付くから良いんだろうけどね。実際、こんなネタドラマだけど、佐々木蔵之介が真面目に演じてるから安心して笑えるんだろうし。でも、こういう系ドラマ、あんま増えて欲しくはないかな。年に1本ぐらいに留めといて欲しい。(笑)