『熱海の捜査官』 第1話。

いや〜〜暑い。毎日暑くて文字を書く気になりません。金曜日はうぬぼれ刑事に続いてすぐにこの『熱海の捜査官』があるので忙しいなぁ。『うぬぼれ刑事』は相変わらず小ネタは凄く面白い。シリアス部分も出て来た。それでも何か物足りなく感じるのは何かな〜?役者陣はノリノリで楽しそうなんだけど。
で、今頃から始まった熱海の捜査官。遅っ!遅い!脚本&演出は三木聡で、主演はオダギリジョー。『時効警察』や映画『転々』など数多くタッグを組んでる黄金コンビです。奇しくも、同じ金曜日にやってる宮藤官九郎×長瀬智也の『うぬぼれ刑事』と似たような境遇の作品になりました。でも、1話を見た感想は真逆かもしれない。全体的には面白くないんだけど、これから化けそうな感じがするんですよね。
まず、小ネタ。『時効警察』が好きな人にはつまらなく感じたかもしれません。実際、上滑りしてる感じがしましたし。でも、三木聡の小ネタばっかりの作品って『インスタント沼』で限界を感じてたので、この『熱海の捜査官』のシフトチェンジの仕方はいいかもしれないとも思いました。一歩間違えると大失敗になりそうなんですけどね。今回の小ネタは「面白い」よりも「奇妙な」の演出に重きを置いてるような。このドラマの舞台の熱海は『ツインピークス』のような片田舎の奇妙な街という世界観のようで、出て来る登場人物がどこか胡散臭く、怪しい人物ばかり。そのスパイス的に小ネタが用意されてるような。だから『時効警察』のようなくだらない面白さを期待してた人には思いっきり期待外れだったかも。でも、私は結構、面白かったです。あの奇妙な感じ、嫌いじゃない。色んな伏線を回収するのか、放りっぱなしにするかは最終回まで見ないと分かりませんが、今の時点では、引っ張るだけ引っ張っておしまいのWOWOW『ソイル』のようなドラマでもまぁいいかと。ま、それにはトコトン、奇妙な熱海の世界を構築して貰わないとダメですが。
しかし、このドラマは1話完結ではなかったんですね。全然、情報を入れてなかったので、1話で全くストーリーが解決しないのに驚きました。どうやら、熱海の事件で最後まで引っ張るようですね。女子高生失踪事件から熱海に渦巻く陰謀とそれぞれの意外な繋がり〜と謎が謎を呼ぶ感じになるのかな?やっぱり『ツインピークス』だ。(笑)あまりに昔過ぎて忘れちゃったよ〜『ツインピークス』。覚えてるのは、最後まで見て、何も解決になってなくって「なんじゃこりゃ?」って思った記憶のみ。そんな部分までリスペクトしないで欲しいけどねぇ。

上手くいけばかなりのカルト作品になりそうな感じもします。さて、どこまで引っ張れるか。オダギリジョーの絶妙なスタイルの良さと山中聡やら若いイケメン君やらをまっ裸にしてくれるサービス以外でもぐいぐい引っ張って欲しいもんです。え?私?私は山中聡のマッパで3話は見続けるぞ!と心に誓いましたけどね!あと、萩原聖人がどんな絡み方をしてくるのか気になるとこです。私の中では「犯人はヤス」的にハギーが真犯人だと確信してるのですが、こんな事書いてて4話ぐらいで死んだらどうしよう?ハギー(なら書くな)