『汚れた舌』 第3話・第4話。

過去日記です(現在5月8日)
旅に出てたりごちゃごちゃしてたので、2話分一気にレビューさせて頂きます。ここにきてやっと、俳優と役名を覚えてきましたよ。つっても、まだ飯島直子と極楽加藤と藤竜也牧瀬里穂どまり(笑)松原智恵子が「千夏が千夏が」「白川を」とうるさいので覚えましたよもう。森口瑤子は『おかあさま』で認識しております。しかし、それではレビューがややこしくなると、公式サイトにドラマの役名を確認に行きました所、そこの人物相関図が面白くてしばらく遊んでしまいました。矢印の説明がすげぇ。無駄に凝ってるよなぁ、あそこの公式。

第3話。

前回で耕平と千夏が食事してる所に、継母・弘子と杏梨がバッタリ遭遇、そこから話がスタート。偶然の遭遇は偶然でも何でもなく、当然ながらに弘子の策略なんですけども。ここでの千夏と弘子の会話が互いに『THE・強い女』を演じてると言いますか・・・結婚を否定して仕事に生きる女と、結婚をして母親という立場で仕事が出来る女っていう自分の武器?いや、セールスポイントっつーのかな、それを全面に押し出してる感じでした。しかも、それを押し出しつつ相手の存在を否定するのも忘れない。攻撃しまくり。うーん、痛い。すっごい痛い会話だったなぁ。あそこまでオーバーではないにしても、女同士でああいう会話はあるだろうな。特に酔っ払った時なんかは出る。やっぱり、女の敵は女なのかな。
耕平と杏梨の夫婦の微妙な歪みもはっきりと出てましたね。それと杏梨の痛さもより明確に。耕平が杏梨からのキスを拒んだ時の牧瀬里穂の顔の怖さったら。あのタイミングでキスを仕掛ける杏梨の痛さも怖いですよ。これからどんどん杏梨が壊れていくのかと思うと怖い。さっきから怖い怖いってホラー映画の感想みたいになってますよ。
初回ほどのインパクトは無いけど、皆が皆、ちょっとずつ痛さを露呈してきた感じですよね。千夏のリュウちゃんへのはしゃぎっぷりも痛いし、杏梨のいつまでも新妻のような振る舞いも痛い。不安になってる妻に下手くそな言い訳を繰り返す耕平も、キ●ガイの母親にまともに口答えも出来ない息子・光哉も痛い。千夏母と、継母弘子は相変わらず痛さ驀進中だし、意味無く出てくる網浜直子も(それは)

しかし、人を憎む気持ちに対しては理解出来るのに、人を好きになる気持ちに対しては全く感情移入出来ないドラマですよね〜。千夏が何であのオッサン好きなんか全然分からんわ。だから、余計にあのはしゃぎっぷりが痛い。まぁ、耕平が千夏に惹かれるのは上手く描かれてるように思うんだけど、その耕平に格好良さを感じないので見ててウザく感じちゃうんですよね。いや、ドラマでは十分カッコ良く描かれてるんだけど、加藤浩次に魅力を感じないんですよ。バラエティーで見る加藤浩次は決して嫌いじゃないし、好きなのに何でドラマで見る加藤はウザく感じちゃうんだろう。あの耕平を格好良く感じれるような俳優さんだったら、このドラマどんな見方になってたんだろうなぁ。ま、誰一人に共感出来ないこの状況で十分楽しんでるんですけどね。どうでもいいけど、千夏がストレス発散に1人でバッティングセンターに行くっていうのに物凄く古臭さを感じました。かといって、今だったら女1人でどこでストレスを発散するのか良く分からないんですが・・・・。

第4話。

んなアホなっていう展開で母親に不倫相手の黒川先輩(このネーミングセンスもどうよ?)が実は母親の復讐相手の黒川だとバレてしまった先週のラストシーンから続いてスタート・・・・ってあの怖いオープニングが無くなったしまいましたよ!?ま〜3回も見たしいいか。毎回やるとクドいかもしんないね。夫の敵と恋愛中の娘に対して母親は意外と冷静で取り乱して問い質したりせず、いつものように延々と白川の悪口を娘に言い続けるだけ。ここはいつもがキチ●イなだけに余計怖かったです。娘はずっと白々しい嘘を吐き続けるし。精神的にかなり不快なシーンでした。
精神的に不快と言えば、杏梨の自宅リサイタルですか。杏梨の女子大の同級生達の無神経な事といったら!この時ばかりはちょいと弘子に同情しました。しかも、この時の弘子は弱ってました・・・・怒りのあまりに家に居れなくて体調が悪いのに川原で肉まんを食べる弘子。そこに偶然配達の帰りだと現れる息子・田中圭(偶然過ぎる)いきなり「沖のかもめ〜♪」と歌う森口瑤子。怖・過・ぎ・る。それを引かんと見てる息子も怖い。この息子、絶対おかしいですよ。予告を見る限り、次回からはドロドロの輪に参戦しそうですね。怖いような楽しみなような怖いような。息子が杏梨狙いだったとはね〜〜それだったら余計、あの母親にもっと文句言えよ!って思うんだけど。
また千夏が嘘を吐いて金沢の白川に会いに行った時にトラブル発生。秋田へ宅配予定の花が暴風雨で送れないと母親から電話。何も手立てが無く金沢で途方にくれていた千夏が最終的に頼ったのが大手フラワー会社の社長の耕平。ありゃりゃりゃ、今まで適当にあしらってた男をここで利用するとは。しかも、白川の居る部屋から耕平に電話をするって。・・・・・千夏って強く見せてるだけのプライドの無い女なんですね。本当にプライドの高い強い女だったら、ここで耕平に頼るなんて事は絶対しない筈・・・・・・って、私は弱い人間なんでここの気持ちは良く分かるんですけどね(苦笑)。そんなもん頼れるもんには頼りまくりますよ。ここで、千夏って女の勝手さや弱さが完全に露呈しましたよね。仕事に生きてる女を演じてるだけだったんですよね。弱いから強くなりたかったんでしょう。そこに『仕事に生きる女』って理想の絵があったのかな。何だか千夏が急に哀れになりましたよ。
千夏が金沢から家に戻ると母親がストライキだと行って家を出ました。あの母親がエステ付きのホテルでエンジョイするなんてありえねーと思ってたらやっぱり大嘘。(笑)母親は白川に復讐する為に家を出たんです。ついに母親が金沢へ向かいましたよ。しかし、松原智恵子が商店街を歩いてる時のあの今時の連続ドラマに不似合いな超重厚なBGMは何なんでしょうか。80年代のサスペンスドラマのような凄い重さでしたよ。そして意味のない野菜の抜きショット。何故、そこでレンコンの穴をそんなにアップで見せる?謎だわ・・・・・・そして、八百屋の包丁を盗む松原智恵子も謎。アンタなら包丁ぐらいその辺の金物屋で買えるでしょうが・・・・・。今は百円ショップにも売ってます。狂ってる人間はやる事が分からん。

ラストは千夏と耕平がヤっちゃいましたね〜。流れ的には自然に思えましたけど、その前の耕平がセクハラ男を突き飛ばすエピソードの取ってつけぶりは。(笑)やり過ぎやろ〜〜〜。そこまで耕平を格好良く見せなきゃダメかねぇ。なのに私にはちっとも格好良いと思えないんだけど。胡散臭いんだけど。やっぱ田中圭に期待だ。ラブシーン(あると決定)頑張ってね。