『菊次郎とさき』 第7話。


サブタイトルが「浅草の中心でネタをさけぶ」って。(笑)遊んでんなぁ。今回は7話に感じた違和感が無かったな。浅草と梅島と離れた家族関係がしっかりと交わってたからかな。5話が武の話で、6話が菊次郎とさきの話だったら、7話は北野家の話でしたね。大兄ちゃんが一杯出てきてくれたのも個人的に嬉しい所。あと、武に大きな成長を感じたかな。それは、親子漫才で見せた芸人としての成長だけでなく、人間的な成長って事。青年期に入ってから、凄い勢いで時間が進んでるから、武の成長が見られないと、ドラマの時間が流れてるように感じれないんだよね。他の人が人間として出来ている中で、成長・・・・・というか時間を感じさせてくれるのは、未熟な武だけなんだから。皆、あれ以上老けメイク出来ないから(笑)時が止まったままなんだよねー。どのキャラも大好きだから老いを感じさせない年齢不詳のまんまの方が嬉しいんだけど。
いやーーー今回は菊次郎さんが大活躍。ほんっっと可愛いんだよ菊次郎さんが。青年期になってから室井・さきさんのかあちゃんの存在が大き過ぎて、さきさんの影に隠れるような形になってしまった陣内・菊次郎さんでしたが、今回は大暴れでした。常々、陣内さんの菊次郎はコントみたいな芝居(このドラマではそれでOK)だと思ってたんですけど、本当に舞台に上がってコントやっちゃいましたよ。これが浅草の芸人のコントよりよっぽど面白いんだからさ〜。菊次郎さんが何か喋る度に客席も私もウケてましたから。いや〜菊次郎さん可愛かった!今回は菊次郎さんが出てくる度にニンマリしてましたよ。和んだ〜。それで、工学博士になった大兄ちゃんの為に『工学博士・北野大』なんて表札作るところが!可愛いんだけどもホロッときましたよ。これ、どうやら実話らしいんですよ。本物の菊次郎さんも大兄ちゃんに表札プレゼントしたんだって。それを大兄ちゃんがテレビに映るようになっても大事に持ってたと誰かのブログで読みました。なんか泣けてきましたよ。なんて可愛い父ちゃんだ。そんで、ビシッと締めるのがさきさんだ。さきさんには泣かされっぱなし。「半人前には敷居を跨がせない」のくだりは声だけの芝居で泣かせてくれんだから・・・・。大兄ちゃんは優しいなぁ。平山君実に良いです。元々、顔が好みだったんだけど、益々、好きになったなぁ。あんな優しい兄ちゃん私も欲しいよ。反逆児・武も大兄ちゃんには素直というか、弱いというか。この大兄ちゃんと弟・武の関係は、リアル北野兄弟の雰囲気に似てる感じがしますね。ビートたけしって大兄ちゃんに弱いもんね。
7話を見て感じたんですが、塚本高史って人は案外器用な人なんですよね。彼の人柄と演技のスタイルが器用っていうのと程遠いので(褒めてます)そうは感じさせないんですけどねー。タップにしても、覚醒後の漫才にしても、かなりの出来栄え。練習する時間も短かったでしょうに、あれだけこなせるのは、天性の才能っていうのもあるんでしょうね。まータップなんかは素人目には分からないんだけど。(苦笑)でも、漫才は上手いよね〜〜。あれだけ、早口で滑舌良く喋るっていうのはそれだけでも相当難しいのに、ちゃんと陣内さんとの掛け合い出来てるんだから。あれは技術的にはかなり難しいと思うんだ。ま、塚本君の場合は『技術』なんて思わずにさらりとこなしそうですけどね。恵まれてる人なんだね。

来週はいよいよ青年編の最終回?寂しいなぁ。 青年の武や大兄ちゃんに会えなくなくなるのは勿論寂しいんですけど、きよしや、志の川姐さんが見れなくなるのも寂しい。小田茜いいよね〜〜。それと、美保純。あのバーのママの役が凄く好きなんですよ。優しくてさっぱりしてるのに色気があって。武に手を振る姿が可愛かったなぁ。本当、このドラマは可愛い人ばっかり。だから大好きです。

あ、そうそう来週の放送(9/8)は野球で30分延長になるかもしれないので、録画している方はご注意を。