『SOIL-ソイル』

いや〜〜〜原作がまだ完結してないからさ。きっと中途半端な感じで終わるだろうな〜って思って見てたんですけど、久し振りに全力で「アチャー」と思える残念な最終回のドラマでした。まさか巨大化して股間からビームとは。無茶苦茶にも程がアル。でも、不思議と腹が立たないなぁ。(笑)やっちゃったな!と笑顔で言えるというか。最終回までの引っ張るだけ引っ張った謎の殆どが謎のままというか、サッパリ訳が分からないままだったけど、この作品はこういう方向で良かったというか、こういう終わり方しか出来なかったかも。一見普通の住宅街に見える「そいるニュータウン」の住人達の狂気や超常現象、時空を越えた怪奇事件など、釣り要素てんこもりだけど、それらにはあまり意味がなく、その釣り要素自体を楽しむものなんだな。ドラマ内でよく『Xファイル』とか『ツインピークス』とかの名前が出て来たけど、あれと一緒だわ。散々、謎に次ぐ謎で視聴者を釣っておいて、投げっ放しという。白黒がつかないと納得出来ない人には絶対に不向きですなー。
星野真里田山涼成高橋一生新井浩文らの役者を見てるだけでも楽しかったです。高橋一生は美味しい役だったな〜。で、星野真里はやっぱ上手い人なんだなと再確認。あのキャラをブレなく演じられるのはさすが。今まで見た事ない田山涼成を見れるというのもこのドラマの売り・・・・・・にはならないか。(笑)笹野高史の怪演も凄かったなぁ。夢に出そうだよアレ。
これはWOWOWならではというか、内容的にかなり際どい描写とか下ネタ系もあって、民放だったら例え深夜でも放送出来ないだろうな〜ってドラマだったと思うので、これこそ正しいWOWOWの使い方だったのではないでしょうか。せっかく有料放送でスポンサー関連の縛りもなく、規制も緩いんだから、こういう作品をもっと作って欲しいな〜とは思います。これからも高い月額料払い続けるからさぁ。まぁ、もう1回これと同じような釣りだけドラマを作られたらちょっとムカつくけど。(笑)それでも見ちゃうんだろうな〜。総体的に凄く楽しんだのか・・・・・・・・・・なぁ?